CT Analysis DeFi 『2022年12月 DeFi市場レポート』を無料公開
Crypto Times 編集部
CRYPTO TIMESが提供するリサーチレポートコンテンツ『2022年12月度版 DeFi市場レポート』を無料公開しました。
今回のマンリーレポート及び過去配信の80本以上のレポートは、CT Analysisのホームページ(https://ct-analysis.io/)よりご覧いただけます。
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目次
『CT Analysis』が提供する『2022年12月 DeFi市場レポート』に関して
CT Analysis DeFiは、2021年9月より配信開始のDeFiの市況や主要プロジェクトの動向などを手軽に確認するためのマンスリーレポートになります。
データを中心とした定点観測、考察がメインとなっており3~5分程度で読める内容となっていますので、ぜひ一度ダウンロードしてみてください。月初の配信を予定しています。
12月の主な指標とプレビュー
12月のDeFi全体のTVLは、2022年で最も低い数値を記録しました。
その他の指標(ステーブルコイン・BTC等)も全体的にコンスタントな減少傾向が見られ、純粋な資金量の減少やイールド(レバレッジ需要)の低下などが、このようなデータに繋がっていると考えられます。
無期限先物や証拠金取引のプロダクトが増加
レポートで紹介しているプロダクトの動向を一部紹介しますが、無期限先物や証拠金取引など、レバレッジに対応したDEXが次々と登場しているトレンドとなっています。
一方で、DEXのバンドワイズとして機能する流動性の集め方は各プロジェクトが模索している段階であり、明確な解はまだ出ていないように思われます。
今後、Rageのような資本効率、Kwentaのような証拠金や純粋なオラクル周りの高い機能性、GLPのようなコンポーザビリティ、dYdXやApeXのようなアプリケーション特化型の機能性など、異なる戦略をとるプロダクトにどのような資金のフローが見られるかは注目のポイントの一つと言えるでしょう。
逆流するWBTC
筆者は過去に、一度Ethereum上に持ち込まれたBTCは逆流しにくいのでは?という仮説を持っていましたが、見事にこれが外れWBTC数量は大きく減少しました。
12月はWBTC単体で30,000枚を超えるWBTCがネイティブのBTCへと償還されており、これはWintermute一社によるものとなっていました。1日あたりの償還でも過去最大の数量を記録しています。
要因としては、単純なWintermute社の資金繰り、もしくはEthereum上のイールド獲得機会(レンディング, レバレッジ, マーケットメイクなど)の減少などが考えられます。
また、Ethereum以外でもトラストレスにBTCを持ち込む動きは加速しており(InterlayやStacks, Internet Computerなど)、ネイティブのBTCが最終的にどこに着地するかという点は、BTCの持つ時価総額の大きさから見ても注目に値するでしょう。
レポートではこの他にもDeFiの主要なマーケット、プロダクトの動向、レイヤー2やマルチチェーンの動きなども含めて解説しています。
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CT Analysisについて
2020年2月12日より暗号通貨/ブロックチェーン専門メディアCRYPTO TIMES ( https://crypto-times.jp )が提供開始した、暗号通貨/ブロックチェーンの分野に特化したリサーチレポートコンテンツです。
今後、暗号通貨/ブロックチェーン分野は更に注目が集まることが予想されるものの、技術者から投資・事業家まで様々な参加者がおり、各々の求める情報は見つけづらく、また議論は英語で行われることが多いため、リサーチコストが高くなる傾向があります。
CT Analysisでは、4年間業界に携わりながら運営してきた知見やデータを活用して一般ユーザーから事業者まで、幅広いデータ・分析需要に応えることを目標として、専門性とわかりやすさを追求したリサーチ・レポートを提供していきます。
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