アルゼンチン、未来予測AIを発表もプライバシー懸念が浮上
よきょい

アルゼンチンの人的資本省がAIを使って社会政策の未来を予測できるとする「ソーシャル・デジタルツイン(Gemelo Digital Social)」構想を発表しました。
ARGENTINA SE ADELANTA AL FUTURO, PORQUE EL FUTURO NO ESPERA
Por primera vez, nuestro país lidera el futuro social.
El Ministerio de Capital Humano presenta el Gemelo Digital: un cambio de paradigma en la política social con el uso de Inteligencia Artificial.
MAGA.
VLLC! pic.twitter.com/4DY1Wexziq— Javier Milei (@JMilei) May 22, 2026
ミレイ大統領は5月22日にXで発表し、これを「社会政策のパラダイムシフト」と表現しました。このシステムはアルゼンチン社会の動的な仮想複製として設計され、複数の政府・民間の情報源からデータを取り込み、AIでシナリオを模擬し政策決定を最適化するとされています。
狙いは社会問題に事後的に対応する「反応的な国家」から、貧困を予測し補助金の効果を追跡できる「予測的な国家」への移行とされています。デジタルツイン自体は橋の耐荷重や交通の流れの模擬など工学や都市計画で長年使われてきた確立した技術ですが、アルゼンチン政府はこれを国家規模の社会政策に適用するのは初めてだと主張しています。
しかし、構想を発表したプロモーション動画にスペル間違いや文法の誤りが多数含まれ、即座に嘲笑を招きました。
動画内では「未来を予測する初のシステム」と謳う文言で前置詞が抜け、「予測する(predecir)」の綴りを誤るなどしていました。あるユーザーは「スペルミスを予測できなかった」と皮肉ったほか、開発者からは大臣のホログラム風の偽映像やシンガポール国旗、Amazon AWSのロゴが映り込んでいたと指摘されました。
政治的な反発も急速に広がりました。野党のロッシ上院議員はプログラムの法的枠組みやデータ保護、市民の権利保証について透明性を求める正式な情報開示請求を提出しました。
プライバシーへの懸念も噴出しており、ガバナンスのあり方が今後の焦点になりそうです。
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