ビットゲット流出資金が匿名通貨へ、洗浄ルート封鎖で苦肉の策か
よきょい
仮想通貨取引所ビットゲットから約3億8750万ドル相当が流出した事件で、攻撃者がジーキャッシュ(ZEC)の匿名性機能を使い始めました。
オンチェーン調査で知られるZachXBT氏が指摘した取引記録によると、2026年9月30日、約2746ZEC(約390万ドル相当)が3回の取引でジーキャッシュの秘匿プール「Ironwood」に移されました。これは盗まれた1万8917ZECの約15%に当たります。秘匿プール内では送金者・受取人・金額を隠せるため、資金の追跡が難しくなります。
— Alex Shevchenko 🇺🇦 (@AlexAuroraDev) September 28, 2026
背景には、他の資金洗浄ルートが閉ざされつつある状況があります。NEAR Intentsのアレックス・シェフチェンコ氏は、事件に関連するウォレットが5000万ドル超の処理を試みたものの、リスク管理システムが大半を実行前に拒否したと説明しました。約50万3000ドルは処理開始後に凍結され、約16万6000ドルが通過したとしています。
ビットゲットは4日間の出金停止を経て段階的にサービスを再開しています。ディファイラマのデータでは、出金再開以降、追跡対象のビットゲットのウォレットから7億ドル超が流出しましたが、これはオンチェーンの動きであり、同社の内部記録全体ではありません。
同社は、9月27日にビットコインの出金を再開し、9月28日までに9585件、計4098BTCの出金を処理したと発表しました。残りの銘柄や法定通貨、P2P取引の出金は10月2日に再開する予定です。
グレイシー・チェン最高経営責任者(CEO)は9月30日、保護基金を3億ドル超に再構築したと明らかにしました。同社は9月29日時点で対象19銘柄の準備金比率が131%だったとしています。10月2日に出金制限がすべて解除される際、これらの備えが実際の出金需要に耐えられるかが改めて試されることになります。
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