ビットコインの大口投資家は降伏傾向|底打ち前のサインか

ビットコインの大口投資家は降伏傾向|底打ち前のサインか

ビットコイン(BTC)の価格が史上最高値(ATH)から下落するなか、いわゆる「クジラ」や「シャーク」と呼ばれる大口投資家たちが大規模な損失確定(損切り)を行っていることをオンチェーンデータ分析チームのGlassnodeが明らかにしました。

同チームが公開する「Realized Loss by Wallet Size(ウォレットサイズ別実現損失)」チャートによると、0.1K(100枚)から10K(1万枚)のBTCを保有する大口投資家層において、実現損失の7日間移動平均(7D-SMA)が1日あたり2億ドルを突破。同社はこの動きを大型エンティティによる「典型的な降伏(キャピチュレーション)行動」であると分析しています。



実現損失とは資産の取得価格よりも売却価格が低い場合にその差額を合計して算出される指標です。

ビットコイン市場では現在、地政学リスクの高まりや原油価格の急騰を背景としたリスクオフの姿勢が強まっており、投資家心理を映す「Fear & Greed指数」も「極度の恐怖」を示す水準まで急落しています。こうしたなか、含み損を抱える供給量の割合も増加しており市場全体の停滞感が強まっています。

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大口投資家による大規模な損失確定は過去の市場サイクルにおいても底打ち前の最終段階で見られる傾向がありますが、現在は中東情勢の緊迫化といったマクロ経済要因も複雑に絡み合っています。

大口投資家が損失を強いられている現状は短期的な売り圧力の継続を示唆しており、市場がこの「降伏」を経て、再び需給の再分配と価格の安定化に向かえるかどうかが今後の焦点となる可能性があります。

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