Cetus2億2300万ドルハッキングの波紋、600万ドル報奨金提案とSuiの分散性への懸念
よきょい

Suiの分散型取引所のCetus Protocolは、不正流出で失われた利用者資金の回収を目指しハッカーに対して、600万ドル相当の報奨金と引き換えに盗まれたイーサリアム(ETH)の返還を提案しました。この提案は、同プロトコル上で発生した約2億2300万ドルの大規模なハッキング被害に関するものです。
Cetus Protocolおよびデータ分析企業インカデジタル(Inca Digital)は、ハッカーに対し20,920 ETHと攻撃者のSuiウォレット内にある凍結された全資金の返還を要求しました。その見返りとして、2,324 ETH(約600万ドル相当)を報奨金として提供するとしています。
Cetus Protocolはこの和解案が受け入れられれば法的措置や情報の公表は行わない方針です。ただし、盗まれた資産が資金洗浄されたりミキシングされたりした場合には、法的措置を開始すると警告しています。
Cetus Protocolは悪用された脆弱性を特定し修正済みであると報告。Suiネットワークもこれに呼応し、Sui Foundationとバリデーターが協力してハッカー関連アドレスからの取引を無視する措置を発表しました。
SUI’s validators are colluding to CENSOR the hacker’s TXs right now!
Does that make SUI centralized? The short answer is YES; what matters more is why?
The “founders” own the majority of supply & there are only 114 validators!
Change only happens when we all understand the why
— Justin Bons (@Justin_Bons) May 23, 2025
しかしこのSui側の措置はネットワークの分散性に疑問を呈する批判を一部から招いています。Cyber Capitalの創設者ジャスティン・ボンズ氏はSuiのバリデーターによる取引検閲が中央集権的であると指摘し、創設者による供給量の集中やバリデーター数の少なさに言及しました。
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情報ソース:Suivision