ウォール街は戦争状態?ビットコインを巡る獲得競争とは

ウォール街は戦争状態?ビットコインを巡る獲得競争とは

米著名投資家のアンソニー・ポンプリアーノ氏が自身のポッドキャストでウォール街におけるビットコインETF(上場投資信託)を巡る競争について「戦争状態にある」と表現し、注目を集めています。

背景にはMorgan Stanleyが新たに投入したBTC ETFが同社史上最も成功したETFローンチになったという事実があります。



Morgan Stanley「自社史上最高のローンチ」

Morgan Stanleyのデジタル資産部門責任者はブルームバーグでのインタビューで同社の新しいBTC ETFが「自社史上最高のローンチだった」と語っています。ポンプリアーノ氏はこの発言を引きつつ「これを聞いてウォール街の他のすべての銀行や資産運用会社が動かないと思うか?」と問いかけ、業界全体での競争が一段と激化する局面に入ったと指摘しました。

実際、Morgan StanleyのBTC現物ETF「$MSBT」は大手米銀として初の事例であり、ローンチ初日の取引高は3,400万ドルを記録しました。BTCが昨年10月のピークから約40%下落している局面でありながら、大手銀行が本格参入してきた点に市場の関心が集まっています。

関連:BTC、昨年ピークから約40%下落もモルガン・スタンレー参入事例|8.5万ドルへの道筋は?

口火を切ったのは、2024年初頭にBTC現物ETFを投入したBlackRockでした。同社のファンドはウォール街史上最も成功した商品ローンチの一つとなり、Fidelityがそれに並走。続いてBitwise、VanEck、21Shares、ARK Investなど、多数の資産運用会社が参入してきました。Morgan Stanleyはこの最初の波には加わりませんでしたがようやく満を持して市場に投入したファンドが、自社史上最高の滑り出しを記録したかたちです。



「8年前は門前払いだった」

ポンプリアーノ氏は自身がMorgan Stanleyを訪問した2018年当時のエピソードも語っています。同氏は当時、ベンチャーキャピタリストのMark Yusko氏と共にMorgan Stanleyを訪れ、自社のBTC関連ファンドをプラットフォームに載せてもらえないかと提案しました。

部屋にいたのは年配の社員2名と若手社員2名。年配の2人は「君たちは愚か者だ」と言わんばかりの態度で、ほとんど聞く耳を持たなかったといいます。一方、若手の男性社員は「これは絶対にうまくいく」と前のめりで、若手の女性社員はその中間で慎重な姿勢を示していたとのこと。当時の市場参加者の温度感を象徴するような構図でした。

それから約8年。Morgan Stanleyは自らBTC ETFを提供し、自社史上最高のローンチを実現するまでになりました。同氏は「これがアメリカの素晴らしさだ」と表現し、市場原理に基づく競争が業界全体を押し上げてきたと評価しています。

BlackRockは「インカム型BTCファンド」も投入へ

競争の次のフェーズも始まっています。BlackRockは新たに「インカム型BTCファンド」の投入を発表しており、ポンプリアーノ氏は「彼らがさらに深く踏み込まないと思うか?より多くの資産を集めにいかないと思うか?これは本気の勝負だ」と語っています。

ETF競争の裾野も広がりつつあります。XRPのETF市場には4月上旬に1.1億ドルの資金流入があり、BTC ETFとは異なる資金循環が観測されたほか、BitwiseがHyperliquid ETFのS-1修正申請を行い上場間近とも報じられています。ミームコインPEPEのETF申請まで登場するなど、Wall Streetの資産運用会社は「BTC以外」の暗号資産にまで商品ラインナップを広げ始めています。

同氏はウォール街の動きについて「ウォール街はここに来た。投資家が買い続ける限り、彼らは商品を出し続ける」と推測。各社のETF競争は今後さらに激化し、それがBTC市場に対する継続的な買い需要(persistent bid)として作用していくとの見方を示しました。

こうしたETF経由の資金はいまや仮想通貨市場における中核的な流入経路になりつつあります。Q1に86のプロジェクトが閉鎖される一方、BTC現物ETFには3月だけで13億2,000万ドルが純流入しており、投機的なアルトコインから「質の高い資産」へと資金がシフトしている構図が鮮明です。

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長期で見たビットコインの位置づけ

ETF競争の加速に加えて、Strategy(旧MicroStrategy)のような企業がBTCを積極的に買い増している事実も需給面でのインパクトを強めています。同社は直近でも10億ドル規模のBTCを追加購入し、保有量は78万BTCを超えました。優先株シリーズを通じた資金調達で弱気相場下でもほぼ週次に近いペースで買い増しを継続している点は、ETFとはまた異なるタイプの「持続的な買い手」として市場を支えています。

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ポンプリアーノ氏は「豊かさ(abundance)の世界では希少性が大きな価値を持つ。BTCほど希少なものは多くない」と述べ、Morgan Stanley、BlackRock、Fidelityといった大手の参入とあわせて、「BTCは今後10年で非常に良いパフォーマンスを示すはずだ」との見方を示しました。

ウォール街を舞台にしたETF獲得競争は単なる商品ラインナップの拡充にとどまらず、BTCという資産クラス全体への資金流入を後押しする構造的な動きになっている—同氏の発言からは、そうした業界の力学が浮かび上がってきます。

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