ELLYLAND インタビュー:ポップな色彩と独自のビジョンで描く日常からNFTの世界へ

ELLYLAND インタビュー:ポップな色彩と独自のビジョンで描く日常からNFTの世界へ

今回、2023年12月8日より「You Want Some」と合同で、NFTの販売・提供、リアル展示会、メタバース展示会を行います。

本企画の参加アーティストである、ELLYLAND氏(エリーランド)のこれまでの経歴、今回の展示会でのビジョン、そしてNFTリリースについて、インタビューを実施しました。

本企画、アーティストに興味を持っている方は、是非ともご覧ください。

詳細な企画の概要については、以下のリンクからご確認いただけます。必ず、ご覧ください。

目次

これまでのキャリアやアート活動を含めた自己紹介

初めまして、ELLYLAND(エリーランド)です。

もともと、絵は小さい頃からずっと描いてはいました。ただ、絵を誰かに発表するまで自分の絵が好きではなくて、テーマパークの特殊塗装やネイリストとして絵を描く仕事として、携わっていました。

自分のオリジナルアートを作家として、制作することはしていなかったのですが、4年前くらいに友人に個展の開催を勧めてもらったことがきっかけで、展示会や個展で発表するという活動をスタートすることになりました。

最初の個展をやることになったきっかけはどういうものだったのでしょうか?

友人の知人が飲食店を経営しており、店内に展示スペースがありました。そのスペースが少しの間、利用されていなかったことがあり、展示会を開催する提案を受けました。これが最初の個展です。

自分の作品を発表することに対して抵抗を持っていたのですが、最初の個展をやったことで少し吹っ切れた部分もありました。絵を発表したことで、他者から、どう思われるのかが、気にならなくなったところがあります。 描きながら、自分のスタイルも見つかっていくのかなと思いながら今に至ります。今もまだ自分のスタイルを模索しながら、活動をしているところです。

その後のキャリアとして、この4年間どういったステップを踏んできたか教えてください

展示を色々なところでやらせて頂いて、色々な方が自分の作品を見てくれることがわかりました。人脈も少しづつ広がっていき、お店を持っている方と知り合うことも多くなりました。そこで、デザインの仕事をやらせて頂いたり、ワークショップを実施したりしていきました。本当に人との繋がりでこの4年間活動してきました。

 

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あとは、Instagramで作品を公開していくことで、そこから依頼をして頂けるというケースも多かったので、こちらでも仕事をいただいています。

ELLYLAND Instagram:@elllllyland

この4年間、展示会の開催スパンはどのくらいのペースで行ってきましたか?

この4年間、展示会は、ほぼ全て断らずにやってきました。月1くらいだと記憶していて、いつも忙しい日々を過ごさせてもらってます。 グループ展、ポップアップなどを含めると、ちゃんと数えたことはありませんが、おそらく30以上はやってきていると思います。

動物が多く作品に登場する拘りについて

動物がよく登場しますが、作品を作る際に拘りなどはありますか?

動物をよく描く理由としては、2点あります。人間よりも説明がない点、自分と違う存在であることから、人間よりも斜めの視点から見れる点です。このことから、描きやすくよく登場しています。

それと動物が元々好きだということもあります。ディズニーやカートゥーンネットワークなどに影響を受けてきたのがあると思います。あと、何か絵を練習するときは、動物で練習することが多いです。この延長として、作品に動物が多いことが影響していると思います。

前回の展示会ではアイスのキャラクターがメインでしたが、インスピレーションは、どこから受けていますか?

前回の展示会は、アイスをテーマというのがあって、元々キャラクターが好きで、物を見ていると全部生き物に見えてしまって(笑)顔と脚とかを付けたくなってしまうところがあります。

もし、アイスが生きていてアイス屋さんをやっているという設定は面白いなというのもありますし、さらに捻って少し変な店主にしようかなという考えがありました。物語的な感じで、頭の中にあるのイメージを作品に反映させたことで、あのような展示会になりました。

グラフィティアートのような要素も強く感じられますが、この辺りのこだわりも教えてください

グラフィティに関しては、憧れが強すぎて幼少期から練習をしていました。街並みにあるものやステッカーグッズになっているようなものをよく見てきました。ですが、憧れが大きすぎて描けなくなってしまうというところもあります。でも自分の中で「描きたい!」という葛藤があって、好きだから描こうという気持ちはあります。

そのため、作品の中で思いっきりグラフィティアート要素を強く入れていこうという気持ちよりは、見る人がわかるくらいのレベルで止めておきたいという部分はあります。自分の作品の中で全面に出してしまうと、これは真似事すぎると思ってしまう側面があるからです。

自分らしいスタイルや描き方について

自分らしいスタイル、描き方は、どのように自己分析していますか?

描き方は、気持ちの良い曲線を描くことを意識しています。あとは、キャラクターの姿勢が悪かったりするのも自分らしい点だと思っています。色はポップに見えるけど、少しくすませてあまり派手すぎずというのは意識しています。

実際の絵を描くスタイルとしては、iPadで下絵を描いて、それをキャンバスにトレースしてアクリル絵の具とかペンとか使って描いています。

iPadからキャンバスへ移行するタイミングは明確に決まっていますか?

色の配色まで決まったら、キャンバスの作業に移行しています。iPadだと色のことがなんでも好きなようにできるので、ここまで決まったらプリントアウトして、キャンバスに貼って下絵にしてという作業に入ります。

12月の展示会の作品について

展示会の制作テーマはどのようなものですか?

今回の展示会は、Chariさんとの合同展示会になっています。2人共に犬が好きですし、犬のキャラクターをよく描いているので、犬がテーマの展示会です。

犬のひとつのイメージとして「縄張り」があると思っていて、そのぶつかり合い。お互いが持っているイメージを良く見せれるようにぶつかり合うというか。ですので、お互いの作品が刺激しあって良い展示会になることをイメージして制作を頑張っています。

12月の展示会に向けて、現在制作中だと思いますが、どのような作品が並ぶ予定ですか?

展示会の作品テーマにも通じるところですが、犬の日常とかがメインになってくると思います。先ほどもおっしゃったように私の好きなことや経験したことが、アートに変換されているところがあるので、今回の作品も犬をテーマにしてそのようなアウトプットになっていくと思います。

NFTリリースについて

今回、NFTを初めてリリースしますが、制作の心境がいつもと違ったりしますか?

もともと、iPadから制作するスタイルなので、NFTはデジタルのみで完結することから、デザインしている感覚に近いかもしれません。ですので、制作過程としての心境の変化は大きくないです。

アウトプットした後にどのような反応があるかなどで、NFTに対する考えや実感が湧いてくるのではないかな?と思っています。

NFTの作品は、どのような作品が並ぶ予定になっていますか?

まず、静止画ではなく動くものを制作しています。その動きをどうしようかなと思っていたのですが、ハプニングが起きたりするのが好きなので、水がかかったり埃がかかったりとかわいそうなんだけど面白いみたいな。

悲劇は喜劇みたいなこと言うじゃないですか、そんな動きが表現できたらなと思っています。例えば、私のNFT(アート)を手にしてくれた人が「クスッ」とするような作品になればいいなと思っています。落ち込んだ時に私のNFT(アート)を見て「頑張ろう!」って思ってくれたりしたら、すごい嬉しいですね。

最後にこの記事を読んでくれている方へメッセージ

NFTを制作するのは初めてで、至らないところもありますがよろしくお願いします。 今回の展示会は、リアルな展示場とメタバースの展示場を準備していますので、両方の展示場に足を運んで頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。

■ELLYLAND プロフィール

東京生まれ。

2019年から絵を描き始め、同年7月に初個展を開催。

誰にでもあるような日常をポップな色使いとくっきりとした黒のゆるい線で表現。

その絵の前後の物語を想像したくなるような一瞬を描く。

個展やグループ展、デザイン提供など精力的に活動中。

クライアントワーク:ANTI SOCIAL SOCIAL CLUB , マカロニえんぴつ、MIYASHITA PARK , クリープハイプ , 爆笑お笑いフェス、青坊主 , FRAPBOISなど

ELLYLAND Instagram:@elllllyland

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