HECOやBSCなどのマルチチェーンに対応したAMM『MDEX』の使い方や特徴を徹底解説
   公開日 : 2021/08/14

HECOやBSCなどのマルチチェーンに対応したAMM『MDEX』の使い方や特徴を徹底解説

airutosena

中学生の頃から仮想通貨に触れていて、今でも仮想通貨が大好きなライターです。

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この記事では、MDEXの概要や使い方について解説しています。

UniswapやPancakeswapといった大手AMM・DEXを押さえ、取引高1位になったことがあるMDEX。

そんなMDEXを利用したいものの「MDEXの使い方がよくわからない・・・」という悩みを抱えている方も少なくないでしょう。

この記事では、そんなMDEXの概要や特徴はもちろん、MDEXの使い方を1から詳しく解説しています。

MDEXとは?人気急上昇中のDEX

まずはじめに、MDEXの概要・仕組みから、代表的な機能などについて解説していきます。

MDEXの基本的な部分を掴んでいきましょう。

MDEXはAMMのDEX

MDEXはHECOを採用したDEX(分散型取引所)の1つです。

このことからウォレットを利用者が各自用意しないといけない、日本円からの交換はできないといった特性を持っています。

また、MDEXはDEXの中でも「AMM」を実装しているプロトコルにあたります。

AMMとは「自動マーケットメイカー」のことです。

AMMというと、難しく感じられるかもしれませんが、利用者観点から見たときの特徴は以下の3つです。

  • 流動性プールと言う概念・仕組みがある
  • 流動性プールに資金を提供するリターンがある
  • 流動性プールを利用して取引を行い、自動的に取引が処理される

MDEXの基礎的なシステム自体は、他のAMM・DEXとそれほど違いはありません。

取引量が増加傾向にある

記事執筆時点で、CoinGeckoの取引高ランキングを参考にするとMDEXは「2位と4位」に位置しています。

また、過去にはUniswapやPancakeswapを抜き、1位になったこともあります。

現在は落ち着いているものの、これからもMDEXがDEXの取引高におけるトップ上位に位置していく可能性は高いでしょう。

MDEXの主要機能をチェック

MDEXの主要な機能を「交換(Swap)」「流動性(Liquidity)」「プール(Pool)」「取締役会(Boardroom)」という4つから解説していきます。

機能からMDEXで、できることを掴んでいきましょう。

交換(Swap)

MDEXの交換(Swap)にあたる機能では、仮想通貨の取引が可能です。

取引所としての最もベーシックな機能になります。

流動性(Liquidity)

流動性(Liquidity)は、LPトークンや各トークンを預ける(ステーキング)場所になります。

流動性の提供を行うことによって、MDEXのガバナンストークンであるMDXを獲得できます。

流動性の提供を行ってリターンを貰うことができる機能・画面です。

プール(Pool)

プール(Pool)では、先程の流動性(Liquidity)の画面にて必要だったLPトークンを取得できたり、提供している流動性を確認できる画面です。

プール(Pool)と流動性(Liquidity)は文面だけを見ると似通っていて複雑に感じますが、実際に使ってみるとそれほど複雑ではありません。

取締役会(Boardroom)

英語で「Boardroom」、日本語では「取締役会」と表記されている機能・画面では、MDXを預けることでさまざまなトークンを獲得できます。

流動性の提供と異なる点は「MDX」のみを預けることで報酬が獲得でき、報酬として獲得できるトークンも多種多様であるという点です。

そのため、流動性の提供によって獲得したMDXを、取締役会で更に運用するというのが王道の運用パターンです。

MDEXの特徴は4つ

次に、MDEXの特徴についてチェックしていきましょう。

MDEXがこれほどまでに規模の大きいDEXとなったのは、ユニークなポイントを持っているからです。

主に、「チェーン」「マイニング」「HECOでの存在感」「さまざまなトークンを入手可能」という観点から、MDEXの特徴を解説していきます。

HECOとBSCに対応

イーサリアムブロックチェーンを採用したプロトコルの多くが、ガス代の高騰に苦しむの中、BSCやHECO経済圏へ利用者が避難しました。

MDEXには、パブリックチェーンにHECOを採用した無印MDEXと、BSCバージョンのものがあります。

MDEXでは、容易に2つのブロックチェーンを切り替えることが可能です。

また「Polygon」への対応も予定されていることから、利便性の向上が期待できます。

最終的に、MDEXは以下のようなパブリックチェーンに対応することを目的としています。

  • イーサリアム(レイヤー2)
  • OKExChain
  • DOT
  • NEAR

実現したら、かなり利便性が高まりそうです。

デュアルマイニングを搭載

一般的にAMMを実装したDEXでは「流動性マイニング」と呼ばれる流動性の提供によって、インセンティブを得ることができます。

しかし、MDEXではそれにプラスして「トランザクションマイニング(トレードマイニング)」を導入しています。

トランザクションマイニングでは、取引を行うことでリターンを得ることが出来るのです。

そもそも、HECOは手数料が低いことが知られていますが、トランザクションマイニングによってマイナス手数料を実現しています。

UniswapやPancakeswapといった競合となるAMM・DEXでは、トランザクションマイニングを実装しておらず、MDEXの独自の付加価値です。

HECOの中で圧倒的な存在感

MDEXは、HECO経済圏に含まれますが、その中でも圧倒的な存在感を持っています。

HECOを採用しているDEXには、BXH・DogeSwapといったものが挙げられますが、MDEXの規模感だけ一桁抜きん出ている状態です。(TVLなど)

また、HECOの成長に伴い、MDEXの利用者増加も期待できます。

さまざまなトークンを入手可能

MDEXでは取締役会にてMDXを預けることで、以下のようなトークンを入手可能です。(記事執筆時点)

  • MDX
  • WHT
  • COW
  • O3

MDEXなら、MDXを利用することで更に収益を伸ばせる可能性があります。

MDEXの使い方を1から解説

次に、MDEXの使い方を初心者でも分かりやすいように1から解説していきます。

MDEXを使いこなせるようになりましょう。

下準備

MDEXは取引所としての側面を持っているものの「日本円で仮想通貨を買う」といった法定通貨を通した取引はできません。

また、仮想通貨を入れておくウォレットに関しても、利用者自身が管理する必要があります。

このことから、以下のようなものが予め必要となります。

  • HTトークンの入手
  • ウォレットの作成
  • ウォレットの設定

少し難しく感じるかもしれませんが、どれも仮想通貨に触れていくなら慣れておきたい手順なので、一つ一つチェックしていきましょう。

国内仮想通貨取引所とHTトークン

まずは、国内仮想通貨取引所にて仮想通貨を入手する必要があります。(日本円から仮想通貨に換金するため)

MDEXに限らず、どのような運用方法であっても国内仮想通貨取引所は持っておいた方が便利です。

また、MDEXの利用にあたっては「HTトークン」が必要になります。

HTトークンは、HECOにおける基軸通貨となっているので、各手数料の支払いなどに必須の存在です。

つまり、MDEXを利用する際に、手数料としてHTトークンが必要になります。

このようなポイントを総合的に考慮すると、国内取引所でHTトークンが購入できる「Huobi(ジャパン)」での口座開設がおすすめです。

Huobi(ジャパン)は、海外出身の取引所にしては珍しく日本で「暗号資産交換業者」の登録を受けています。

また、国内でHTトークンが購入できるのは、Huobi(ジャパン)のみなので、MDEXを利用するならHuobi(ジャパン)が何かと便利です。

Huobi(ジャパン)の口座開設手順・使い方はコチラ

MetaMaskなどのウォレットを作成

前述の通り、MDEXでは利用者が各自ウォレットを準備しないといけません。

MDEXでは、以下のようなウォレット対応しています。

特にこだわりがないケースでは、最もポピュラーなウォレットであるMetaMaskがおすすめです。

MetaMaskの作り方・使い方はコチラ

MetaMaskの作り方・使い方は、動画でも解説しています。

ウォレットのネットワーク設定

MetaMaskは、デフォルトで「イーサリアムブロックチェーン」に対応するネットワーク設定となっています。

MDEXを利用するなら、HECOに対応するネットワーク設定をMetaMaskに追加しましょう。

Huobiでは、以下のような設定を行うように推奨しています。

metamask

引用元 : https://docs.hecochain.com/#/en-us/wallet

設定手順は以下の通りです。

  1. MetaMaskを開く
  2. ネットワーク設定へ
  3. カスタムRPCを選択
  4. 設定を入力

また、MDEXにアクセスし、以下のような手順を踏むことで自動的に設定してもらうことも可能です。

  1. MDEXにアクセス
  2. MDEXのブロックチェーン設定を開く
  3. HECOを選択
  4. 承認

ウォレットにHTトークンを送金

HTトークンを各取引所で入手したら、MDEXと接続するウォレットに送金しましょう。

送金手順は各取引所によって異なっていますが、どの取引所・送金方法でも必ず「テスト送金」を行っておきたいです。

仮想通貨の送金は、ミスをしてしまうと最悪仮想通貨が一生取り戻せない状態になります。

そのため、特にはじめての方はテスト送金を行っておきましょう。

ウォレットとMDEXの接続

取引所でHTトークンを購入し、ウォレットにHTトークンが送金できたら、最後にMDEXとウォレットを接続しましょう。

以下のような手順で、MDEXとウォレットを接続することができます。

  1. MDEXにアクセスしSwapへ
  2. ウォレットの箇所を選択
  3. MetaMaskを選択
    (各自が持っているウォレットを選択)
  4. 確認画面で同意
  5. 文字列が表示されていたら接続完了

これで、MDEXを利用するための環境は構築完了です。

MDEXの機能別使い方

次に、MDEXの機能別の使い方についてチェックしていきましょう。

以下のような機能の使い方について解説していきます。

MDEXで交換(Swap)

まず、はじめにMDEXにてトークンを交換(Swap)する手順について解説していきます。

  1. MDEXのSwapへ
  2. 持っている通貨を選択
  3. 交換先の通貨を選択
  4. 金額を入力
  5. 内容を確認
  6. Confirm Swapを選択
  7. ウォレットでも内容を確認

MDEXで流動性を提供(LP)

次に、MDEXで流動性を提供し、報酬を貰うまでについてチェックしていきましょう。

流動性を提供し、報酬を貰うまでの流れは以下のようになっています。

  1. Liquidityにて提供したいペアを決める
  2. Poolで流動性を提供しLPトークンを貰う
  3. LiquidityにてLPトークンを預ける

LPトークンの獲得とLPトークンを預けて報酬を貰うまでの2つに別けて解説していきます。

LPトークンの獲得まで

  1. Liquidityにて提供したいペアを選ぶ
  2. Poolへ
  3. Add Liquidityへ
  4. 通貨ペアを設定
  5.  数量を入力
  6. Supplyを選択
  7. ウォレットで確認

LPトークンをステーキングし報酬を貰うまで

  1. Liquidityへ
  2. 流動性を提供した通貨ペアを見つける
  3. Approveを選択
  4. LP Stakedの数量を選択
  5. Confirmを選択

MDXが貯まったら、Harvest All Tokenをクリックすることで、報酬を獲得できます。

取締役会(Boardroom)で獲得したMDXを運用する方法

次に、流動性の提供によって得たMDXを、取締役会で更に運用する手順を解説していきます。

  1.  Boardroomへ
  2. 好みのものもを選ぶ
  3. Stakeへ
  4. Approveを選択

その後は、流動性の提供と同じような手順で、MDXを預けることが可能です。

BSC版について

MDEXのBSC版でも基本的な使い方はそれほど大きく変化しません。

ウォレットについても、HECOネットワーク設定でのウォレットを接続する際の手順とほぼ同じような流れで、設定可能です。

(予めBSC向けにネットワーク設定を追加していることが前提です)

  1. MDEXを開き、ブロックチェーンをBSCに
  2. ウォレットにてネットワーク設定をBSCに切り替える
  3. 画面が切り替わったらSwapへ
  4. 右上のConnect to walletを選択
  5. ウォレットを選択
  6. ウォレットの確認を済ませる
  7. 文字列が表示されたことを確認

リスクあり!MDEXの注意点

MDEXは高いリターンを期待できますが、リスクが無い訳ではありません。

これから、MDEXのリスクや注意点について、特に重要な「MDXトークンの価格下落」「インパーマネントロス」という2点から解説していきます。

MDXトークンの価格下落

流動性の提供を行った際に、報酬として貰えるのがMDXトークンです。

しかし、そのMDXトークンの価格が下落する可能性は十分に考えれます。

MDXトークン自体はそれほど価値のあるものではありません。

そのため、例えば強力な競合となるDEXが登場した際に、シェア率が下がり、MDEXが利用されなくなると、MDXの価格が下落する可能性は十分にあるでしょう。

また、仮想通貨は非常に価格の乱高下が激しいので、MDXトークンに限らず、常に価格が下落する可能性はあります。

インパーマネントロス

次に挙げられるリスクがインパーマネントロスです。

インパーマネントロスとは、通貨ペア間において価格が変動することによって発生する損失のことです。

MDEXのようなAMMは、通貨ペア間の価値が等価になるように調整しており、預けた時と引き出した時の通貨ペアの相対的な価格変動によって損失が発生します。

その損失は、通貨ペア間で5倍の損失が発生した場合に25%となっており、価格の乱高下が激しい仮想通貨市場ならあり得ない話ではありません。

MDEXについてまとめ

この記事では、MDEXについてさまざまなポイントを解説しました。

DeFi関連のプロジェクトが多数登場する中、勢いが衰えないMDEX。

これからも、注目していきたいDEXの1つです。

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