ビットコイン8万ドル回復、7日で26%高|上昇を支えた3つの要因

2026/08/25・

よきょい

ビットコイン8万ドル回復、7日で26%高|上昇を支えた3つの要因
ct analysis

ビットコインが8万ドル台を回復しました。記事執筆時点で80,800ドルを記録し、24時間で4.9%高、7日間では26%の上昇です。イーサリアムも約30%上げ、7か月ぶりに2,500ドルを超えました。

Bitcoin price by TradingView

ただし最高値の更新ではありません。過去最高値の約12万6,000ドル台からは、まだ36%ほど低い水準にあります。今回の動きは急落からの戻りであって、新高値ではない点は押さえておく必要があります。

上昇に寄与した要因として3つの点が挙げられています。

第一に、ETFへの資金流入です。8月21日までの週で、米国のビットコイン現物ETFに19億1,800万ドル、イーサリアム現物ETFに6億9,720万ドルが流入し、合計26億2,000万ドルはおよそ10か月ぶりの高水準となりました。20日にはBlackRockのIBIT単独で5億ドルを超える流入があったとされます。

第二に、下落に賭けていた建玉の踏み上げです。清算の規模は2021年以降で最大級とされ、買い戻しが上昇を加速させました。

第三に、マクロ環境の変化です。米財務省が8月19日に長期債の買い入れ計画を倍増すると発表し、市場の流動性が改善しました。ドル安も資金の流入を後押ししています。



「誰が買っていないか」も重要

興味深いのは最大のビットコイン保有企業であるStrategyが今回の上昇局面でBTCを買っていないことです。同社は8月17日から23日にかけてMSTR株1,826万株を売却し、純手取り約20億1,000万ドルを調達しました。

ところが資金はビットコインではなく、既存のドル準備に3億ドル、優先株STRCの買い戻しに1億3,640万ドル、残りは新設のドル現金口座に振り向けられています。8月23日時点の手元流動性は66億9,000万ドルに達しました。

同社の平均取得単価は75,385ドル。今回の上昇で価格はこの水準を上回りました。含み益が戻った局面で、あえて買わずに現金を積み上げた形です。対照的に、イーサリアム最大の保有企業BitMineは週内に32,447 ETHを買い増し、保有は585万トークン、流通量の約4.8%に達しています。

下値の目処はどこか

分析各社の見立ても出ています。短期保有者の平均取得単価は68,700ドルで今回の上昇でこの水準を回復しました。一方、直近に入った資金の損益分岐点は73,000ドル付近とされ、市場では68,000〜73,000ドルが主要な下値の支持帯と見られています。

分析企業EcoinometricsはETFの資金流入モデルから支持レンジを約67,000〜78,000ドル、フェアバリューを72,000ドル前後と試算しています。現在値はこのレンジの上限を上回っており、流入が続くかどうかが次の試金石になります。

過去の強気相場では価格上昇が空売りの清算を呼び、その後にETFや関連株へ新規資金が入って上昇が続くという順序が見られました。今回もETF流入と清算までは同じ流れをたどっています。9月の米連邦公開市場委員会の判断と資金流入が続くかどうかが、この戻りの持続性を分けることになりそうです。

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