「AI支援型の攻撃」でBTCブリッジが停止|利用者の資金は無事
よきょい

ビットコインのブリッジサービスBoltzが、8月3日の投稿でスワップの提供を当面停止すると発表しました。数か月にわたり自動化されたAI支援型の探索を受け、限定的な範囲で複数の侵害が発生した後、攻撃の勢いが急に強まったと説明しています。チームの規模では追随できなくなったとしており、再開の時期は示されていません。
Update: Boltz will stay disabled until further notice.
Our API remains available to process refunds cooperatively. In any case, unilateral refunds will work, as they do not depend on our infrastructure.
Our support team stays reachable.
To be clear: this is not a response to a… https://t.co/kv8zWt4bym
— Boltz – Non-Custodial Bitcoin Bridge (@Boltzhq) August 3, 2026
Boltzはオンチェーンのビットコイン、ライトニングネットワーク、Liquidの間をブリッジしていました。非カストディアル設計のため利用者は各スワップの間も自分のコインを管理し続けており、決済前に問題が起きた場合の返金経路も確保されていたことからユーザー資金は保全されたとされています。一方で侵害による損失は同社が自ら負担しており、資金の安全と事業の継続は別の問題だったことになります。
同種の圧力は業界全体に及んでいます。Googleは7月30日、Chromeで自動トリアージが不具合の再現や担当者への振り分けを担い、月に数百時間の開発者の作業を節約していると説明しました。Anthropicは2025年3月から2026年3月にAIを悪用したサイバー活動で凍結した832アカウントを分析し、偵察やデータ収集でのAI利用が増えていると報告しています。
TRM Labsによると、2026年上半期の仮想通貨ハッキング被害額の約76%はインフラや運用面の侵害に起因し、件数では全体の約15%にとどまりました。CertiKは同期間でウォレットの侵害が33件・4億4,400万ドル超と最も高額な分類だったとしています。
セキュリティ費用が収益を上回れば、小規模事業者は製品の絞り込みや外部委託、撤退を迫られ、取引所や大手カストディアンへの集中が進む可能性も指摘されています。
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