暗号資産投資商品への資金流入は回復傾向か|イーサリアム商品は苦戦
2024/09/16・
Crypto Troll
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先週、世界の暗号資産投資商品は、ビットコイン主導で4億3600万ドルの純流入となり、回復傾向となったことが、CoinSharesの報告により明らかになりました。しかし、イーサリアムベースのファンドは引き続き苦戦し、週間純流出額は1900万ドルとなりました。
CoinSharesの調査責任者であるJames Butterfill氏は、先週の連邦準備制度理事会(FRB)元ニューヨーク連銀総裁ビル・ダドリー氏の発言を受け、「週末にかけての流入急増は、利下げが実施される可能性に対する市場の期待が大きく変化したことによるものだと考えている」と述べています。しかし、取引高は80億ドルで横ばいとなり、2024年の平均142億ドルを大きく下回ったことも指摘されています。
米国市場が依然として優勢であり、米国のスポットビットコインETFだけで週間純流入額は4億390万ドルに達しました。スイスとドイツを拠点とするファンドもそれぞれ2700万ドルと1060万ドルの純流入を記録しましたが、カナダを拠点とする商品は1800万ドルの純流出となりました。
ソラナの投資商品も先週、380万ドルの純流入を記録し、4週連続の流入となりました。
一方、イーサリアムベースのファンドは引き続き苦戦し、先週さらに1900万ドルの純流出を記録し、前週の9800万ドルの資金流出に追加されました。
情報ソース:CoinShares