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メタマスク開発会社、SECに現物型イーサリアムETFに関するコメントを提出

2024/03/30・

hapi

メタマスク開発会社、SECに現物型イーサリアムETFに関するコメントを提出

イーサリアムの主要ウォレットであるMetamaskの開発元として知られるConsenSysは、3月30日、米国証券取引委員会 (SEC) に対して、イーサリアムのスポットETF承認を支持する内容が記されたコメントレターを提出しました。

ConsesSys法務顧問Matt Corva氏による投稿

SECは先日、Blackrockの現物型イーサリアムETF (iShares Ethereum Trust)を上場させるためにNasdaqが申請している取引ルール変更についてパブリックコメントを募集しました。SECはイーサリアムのProof of Stake (PoS) コンセンサス・メカニズムが「イーサリアムの詐欺や操作を受けやすいという独自の懸念」を引き起こすかどうかについての情報を求めていました。

これに対してConsenSysは、イーサリアムのPoSには高度な不正防止と操作防止のメカニズムが組み込まれており、実際にはビットコイン・ベースのETFよりも安全性が高いと主張しています。その根拠として以下の点を挙げています。

  • 素早いブロックの確定
  • 分散的でランダム化された検証プロセスが、大規模なステークホルダーのコントロールを防ぐ
  • ネットワーク攻撃のコストがビットコインより高い
  • ルール違反を犯したバリデータに対して金銭的ペナルティ(スラッシング)が設けられている
  • PoWと比較して環境負荷が小さい

さらにイーサリアムには、活発な分散型開発コミュニティや高い透明性があり、セキュリティがより強化されているとしています。

ConsenSysはコメントの中で「イーサリアムの設計に内在する高度な保護機能を認識することを委員会に促します。これらの機能はSECが以前承認したビットコイン・ベースのETPの手本となるセキュリティと回復力を満たしているだけでなく、上回っています」と述べています。

ConsenSysはイーサリアムのETF承認を通じて、次の10億人をWeb3にオンボードさせることをミッションとしているとコメントで説明しています。

今回この取り組みは、Web3への移行を後押しするものだと思われます。規制当局に対して技術的な根拠を示すことで、イーサリアムの革新的なProof of Stakeシステムの安全性と強力さを理解してもらう狙いがあるようです。イーサリアムのような先進的なブロックチェーン技術が適切に評価され、新たな金融インフラとして機能することが期待されます。

参考:ConsenSys Blog

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