イーサリアム財団、L1とL2の将来像を発表|役割分担と技術指針を明確化

イーサリアム財団、L1とL2の将来像を発表|役割分担と技術指針を明確化

イーサリアム財団(EF)は3月23日、レイヤー1(L1)とレイヤー2(L2)のエコシステムにおける将来のビジョンをまとめた最新記事を公開しました。この記事ではイーサリアムを一つのまとまりのあるシステムとして拡張し、すべてのユーザーがその恩恵を享受できる「ノーススター(北極星)」としての目標が示されています。

EFによるとL1とL2の役割はエコシステムの成長に伴い進化しています。かつてL2の主な目的はスケーリング(拡張性)の確保にありましたが、現在は「差別化された機能やカスタマイズ、独自の市場戦略の提供」へと主眼がシフトしています。一方でL1は決済、共有ステート、流動性、そしてDeFiのための最大限の回復力を備えたパーミッションレスなグローバルハブとしての役割を維持します。



技術的な指針として、EFはL2プロジェクトに対し少なくとも「ステージ1」のセキュリティ基準を達成することを推奨し、さらに「ステージ2」や同期的なコンポーザビリティ(構成可能性)、「ネイティブロールアップ」への進化を促しています。

また現在約30%の充填率に留まっている「Blob(ブロブ)」のさらなる活用やL1自体のスケーリング、マルチチェーン環境におけるクロスチェーン体験の断片化解消を優先事項として挙げています。

今回の発表は、先日ヴィタリック・ブテリン氏が発表した、財団がエコシステムの「後見人」としての役割を目指すという新指針とも整合するものです。

関連記事:ヴィタリック氏、イーサリアム財団の新指針発表|「後見人」としての役割目指す(2026-03-14)

EFは今後も、L2がL1の特性をシームレスに拡張し、安全に流動性へアクセスできる技術への投資を継続する方針です。

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