StripeによるBridgeの11億ドル買収について、投資家パートナーがその詳細を語る

2024/10/24・

Crypto Troll

StripeによるBridgeの11億ドル買収について、投資家パートナーがその詳細を語る

先日、オンライン決済大手Stripeが、ステーブルコインプラットフォームBridgeを11億ドルで買収しました。この動きは、急速に成長するステーブルコイン市場へのStripeの本格参入を示すものとして注目されています。

Bridgeは、SpaceXなどの企業が基盤となる仮想通貨を直接扱うことなく、ステーブルコインを簡単に受け入れられるようにするインフラストラクチャを提供しています。設立からわずか2年半という若い企業ながら、SquareやCoinbase、Brexといった企業出身の経験豊富なチームを擁し、その技術力と実行力で業界を牽引してきました。

今回の買収劇について、Bridgeの初期投資家であるHaughn Venturesのパートナーであるクリス・アン氏は、CNBCのインタビューでその詳細を語りました

アン氏は、「Bridgeのチームは、従来の決済と金融、そして仮想通貨を網羅する専門知識を有しており、これは非常に貴重です。また、ステーブルコインを単なる取引手段ではなく、より広範な支払いプラットフォームと見なしている点も魅力的でした」と語り、Bridgeのポテンシャルの高さを強調しました。

Stripeはこれまで、ビットコインなどの仮想通貨を使った決済サービスを展開していましたが、2018年にインフラとユーザー体験の未成熟さを理由に一時停止していました。しかし、近年における仮想通貨業界の著しい発展を受け、今年に入ってサービスを再開しています。

アン氏は、「Stripeは、従来の金融レールを使用する際に顧客のドルに触れる多くのプレイヤーへの依存度を軽減したいと考えています。ステーブルコインとブロックチェーンを活用することで、これらのプレイヤーの一部をバイパスし、より主導権を握ることが可能になります」と指摘。今回の買収が、Stripeの決済サービスをさらに進化させるための戦略的な一歩であるとの見方を示しました。

ステーブルコイン市場は現在、1600億ドルを超える規模に成長しており、過去6か月間で月間取引量は約6200億ドルに達しています。前年比で50%増という驚異的な成長を続けるこの市場において、StripeはBridgeの買収を足掛かりに、さらなる事業拡大を目指すと予想されます。

情報ソース:CNBC

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