ゴールド3.4兆円分保有のテザー社、売買基盤に235億円を出資

ゴールド3.4兆円分保有のテザー社、売買基盤に235億円を出資

1月末に金・銀価格が急落しわずか数分で460兆円超の時価総額が消失した貴金属市場。その混乱がまだ記憶に新しい中、米ドルペッグ型ステーブルコイン「USDT」を手掛けるテザー社が同市場へのさらなる投資に動きました。

同社は2月6日、金関連プラットフォームのGold.comに1億5000万ドル(約235億円)の戦略的投資を行い、約12%の株式を取得したと発表しました。

Gold.comはトークン化された金と物理的な金の両方を扱うプラットフォームで、今回の出資によりテザーはステーブルコイン発行だけでなく、金の売買・流通インフラにも直接関与する形となります。Paolo Ardoino CEOは「金への投資は短期的な取引ではなく、不安定化する世界からユーザーを守るためのヘッジだ」としています。



月10億ドル規模の金購入を続けるテザー

同社にとって金(ゴールド)は新しい領域ではありません。同社は週に最大2トン、月間10億ドル規模のペースで物理的な金を購入しており、保有量は約140トン(約3.4兆円)に到達。政府・中央銀行・大手ETFを除くと世界最大級の金保有者です。

購入した金はスイスの旧核シェルターに保管されており、Ardoino CEOは「ジェームズ・ボンドのような場所だ」と表現しています。

この金の大部分は同社自身の準備金ですが一部は金裏付け型ステーブルコインXAU₮の裏付けにもなっています。金ステーブルコイン市場全体は過去12ヶ月で約13億ドルから55億ドル以上に急拡大。1月末にはXAU₮とPAXGの合計取引高が1日で3500億円規模に達し、DOGEやSOLを上回りました。

Gold.comへの出資で流通インフラへと足場を広げる動きを見せたテザー社の今後の動向に注目が集まります。

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記事ソース:BloombergTether

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