テザー、金担保のドル発行サービスを終了へ|期限は9月17日
よきょい

テザーが、金裏付けのXAUT(テザーゴールド)を担保にドル連動のaUSDTを発行するプラットフォーム「Alloy by Tether」を終了します。9月17日以降、aUSDTを返済していない利用者はプラットフォーム経由でXAUTを回収できなくなるとされています。
影響を受ける規模は、トークンの発行上限が与える印象よりはるかに小さいものです。Alloyの公式データでは、協定世界時8月10日時点で開いている担保ポジションは5件、負債は39万9088.74aUSDT、担保は194.41497XAUTでした。APIやEtherscanが示す最大供給量5000万aUSDT超には未発行分が含まれ、実際の負債は上限の0.8%未満にとどまります。
保有アドレス数も実態を映しません。AlloyのAPIでは209件、Etherscanでは80件と食い違い、いずれも5件の未決済ポジションとは対応していません。1人の利用者が複数の登録アドレスを持つ場合があるためです。6月30日の開示では発行90万7994.8205aUSDT、担保470.4215XAUTだったため、それぞれ約56%、58.7%減少した計算になります。
規約では担保をすべて引き出すには未払いのaUSDTを完済する必要があり、返却時には0.25%の手数料がかかります。二次流通市場でaUSDTを買っても特定のポジションの担保に対する権利は生じません。テザーは期限後の代替手段を公表しておらず、ポジションに紐づくXAUTがどう扱われるかは不透明なままです。残る保有者にとっては、9月17日までの対応が問われそうです。
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