仮想通貨へのVC投資、既存プロジェクトとAI分野にシフトか
2024/09/05・
Crypto Troll
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CMT Digitalの投資パートナーであるSam Hallene氏は、ベンチャーキャピタル(VC)投資は初期段階のアイデアよりも成長を促進する既存プロジェクトへの大規模な投資にシフトしていることをCNBCでのインタビューで語りました。
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これは、ブロックチェーン技術のユースケースが増えテクノロジースタックが成熟してきたことを示していると言えます。
投資対象としては、レイヤー1やレイヤー2のスケーリングソリューションなどのインフラ関連が依然として主流ですが、今後12~18か月以内にはアプリケーションへの投資が増加すると予想されています。Hallene氏もこの見方に同意し、Web3スタック上でWeb2と同等の機能を持つアプリケーションを構築できる段階に来ていると述べています。
また、米国の現物型仮想通貨ETFの承認は、仮想通貨投資への大きな正当性の証となり、新たな資金プールが参入する可能性があるとHallene氏は指摘しています。
さらに、AIと仮想通貨の融合も注目されています。Hallene氏は、AIエージェント間のトランザクションの決済レールとしてブロックチェーンが使用される可能性に期待を寄せています。
これらの動向は、仮想通貨VC投資が新たなフェーズに入りつつあることを示唆しています。インフラの成熟とAIとの融合により、仮想通貨のユースケースはさらに拡大し、投資対象も多様化していくことが期待されています。
情報ソース:CNBC