予測市場のAI活用は最大30%損失も、機関マネーの流入は加速
よきょい

引用元: PJ McDonnell / Shutterstock.com
ポリマーケットやカルシといった予測市場に、機関投資家やプロップファーム、AIエージェントが本格的に参入し始めています。予測市場は多数の参加者の見立てを価格に反映する集合知の仕組みとされ、7月28日から29日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果もその対象です。
両プラットフォームの月間出来高は6月に137億ドルとピークに達し、7月もすでに110億ドルを超えました。カルシは年換算出来高が半年で3倍以上の1780億ドルに拡大し、機関投資家の出来高が800%増加したとしています。クリア・ストリート、マレックス、ジャンプ・トレーディングがそれぞれ機関投資家向けのアクセス基盤を整備しており、AQRやスクエハナ、OKXも予測市場の専門職を募集しているとのことです。
参入が進む背景には、予測市場が能力を測定しやすいという特性があります。契約は定義された結果に対して決済されるため、確率の見立てが市場より正確だったかを検証しやすいとされています。
AIによる運用成績はまだ芳しくありません。プレディクション・アリーナが1月12日から3月9日にかけて6つのフロンティアモデルに各1万ドルを与えて自律運用させたところ、カルシでは16%〜30.8%の損失、ポリマーケットでも平均1.1%のマイナスとなりました。
予測市場の確率は結果を保証するものではありませんが、7月30日のGDP速報値や8月7日の雇用統計といった指標を機に、価格形成の主導権をめぐる競争が一段と進みそうです。
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