エバーシステム、スイスの大学でブロックチェーンワークショップを提供
Crypto Times 編集部
イーサリアムと次世代ブロックチェーンプラットフォームIOSTで、研究開発用のDappゲーム、クリプトニンジャをリリースしたエバーシステムは、IOST財団とともに、2019年10月18日から2日間にわたり、スイスで開催されたFuture of Hospitality Summit(未来のホスピタリティサミット)に、ブロックチェーンワークショップの講師として招かれました
標高1,200mあるレロッシュ大学は、92ヶ国から学生が集まるホスピタリティマネージメント教育では世界でトップ3にランクされた、あらゆる業界で活躍するマネージメントクラスの人材を輩出することで有名です。
ヨーロッパ中部に位置するスイスは、1815年のウィーン会議で永世中立国として認めれ、多くの国連機関の本部が置かれています。世界知的所有権機関(WIPO)が発表する世界で最もイノベーションを進めている国として、9年連続で首位にランキングされています。
ブロックチェーンまたは仮想通関連でも、世界での存在感を示すスイスには、フェイスブックのリブラが本部を構えていることは有名です。チューリッヒから電車で20分の距離にあるZugは、Crypto Valley(クリプトバレー)と呼ばれ、税と規制が優遇された街には、800社のブロックチェーン企業が集まっています。
今年で第5回目となるホスピタリティサミットは、レロッシュ大学が主催する、イノベーションとテクノロジーにフォーカスしたホスピタリティ企業が参加するイベントです。
ヨーロッパ各地から10名のゲストスピーカーが招かれ、初日には、フランスに本部を置く世界最大級のホテルグループのアコーホテルズが登壇、大学敷地内に、ラグジュアリーとモバイリティを兼ね備えた、モバイルホテルのプロトタイプが披露されました。
ホスピタリティサミットのメインイベントとなる2日目には、3つワークショップが行われ、弊社のブロックチェーン・ソフトウェアエンジニアの宮崎と、IOST財団で日本マーケットを担当する太田氏が、ブロックチェーン技術とホスピタリティについて、インタラクティブな講義を提供しました。
会場には、ホスピタリティ関連企業、大学のイノベーションマネージャー、そして起業家志向の学生たちが集まり、ブロックチェーン技術のメカニズムと基礎を分かりやすく説明を行い、参加者らと、プライバシーやセキュリティーに関する質問や議論が行われました。
初日のパネルディスカッション「若い世代がワークバランスを重視する中でどのように組織を変革するのか」では、ホスピタリティ業界のワークバランスについて、ゲストパネリストと参加者たちが、理想と現実の議論を繰り広げました。
エバーシステムのチームは、ワークショップの中で、IOSTコミュニティのPHIチームが取り組むブロックチェーンと働き方改革を目指す、DAOプロジェクト『GUILD』(プロジェクト統括:岡崇)を紹介しました。GUILDは、ブロックチェーンで新しいサステナビリティを実現するグローバルプロジェクトとして期待されています。
参加者は、ブロックチェーン技術を実際に体験するために、研究開発用Dappゲーム「クリプトニンジャ」で遊び、データの所有者、耐改ざん性、透明性について学びました。
コワーキング&インキュベーションスペース「CV Labs」
世界で有名な金融都市チューリヒから近いツークは、税率が低く、政治的に安定した街として、イーサリアム財団などの多くのブロックチェーン企業や団体が、このCrypto Valleyを拠点としています。
CV Labsは、カフェスペースからスタート、現在はコワーキングスペースをはじめインキュベーションプログラムまでを含む起業支援施設に発展し、クリプトバレーの中心的な存在になっています。
120を超えるインキュベーションプログラムへのアプリケーションが提出されています。Tezos、ARAGOなど、200以上の企業がVC Labsに登録しています。このすばらしい施設をHead of OperationsのMichelleが案内してくれました。海外事業展開を進めているエバーシステムもツークでの企業登録を検討しています。
ほぼ一つのビルが、CV Labsのスペースのようで最上階には200名収容可能なイベントスペースがあり、ユニコーンがいました。
カフェスペースにあるBITCOIN ATMで、仮想通貨を現金で購入してみました。鍵が生成されてペーパーウォレットになるようです。せっかくですので、#mywishforthefutureボードに、IOSTステッカーを貼ってきました。
VC Labsコワーキングスペース
Crypto Valley Venture Capital: https://cvvc.com/