4.5万ドルが分岐点?ビットコイン担保ローンに強制清算リスク
よきょい
トークン化預金の開発を進めるUSBCが、ビットコインを担保とするローンの残高を7月下旬に1,800万ドルへ引き上げました。8月7日提出のForm 10-Qによれば、7月28日に4回目となる300万ドルを借り入れています。貸し手はクラーケン系のPayward Interactiveで、担保のビットコインはクラーケン・フィナンシャルが保管しています。
7月31日時点の差入担保は479BTC、約3,010万ドル相当で、ローン・トゥ・バリュー比率は59.8%です。当初の必要証拠率は150%で、130%以下になると24時間以内の追加担保か一部返済を求める通知が可能になります。元本1,800万ドルで単純計算すると担保価値2,340万ドル、1BTCあたり約48,851.77ドルに相当します。
120%の水準では担保価値2,160万ドル、1BTCあたり約45,093.95ドルとなり、この場合は通知の有無や猶予期間にかかわらず、貸し手の裁量で即時清算が可能とされています。清算時は売却代金の1%が手数料となり、不足分は借り手が負担します。7月31日時点で担保請求も清算も発生していません。金利は年8.5%、満期は2027年7月28日です。
これらの価格水準は契約上固定されたトリガーではなく、基準となるスポット価格や未払い手数料、返済によって変動します。USBCは上半期に4,630万ドルの純損失を計上しましたが、うち2,970万ドルはデジタル資産の未実現損失であり現金支出とは一致しません。相場次第で猶予の有無が分かれる構図が続きそうです。
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