RWAで「お試し」勢が離脱、残った投資家が資金を倍に
よきょい

分散型取引アグリゲーターの1inchで現実資産(RWA)取引の傾向に変化が見られています。同社のデータによると、4月のRWAスワップの平均取引額は約91%上昇し、オンチェーン上でより大きな資本が配分される動きを示しました。
— 1inch (@1inch) May 26, 2026
1inch上のRWA取引は3月だけで約57万8000件の取引を通じて合計約11億5000万ドルの取引高を生み出しました。一方、4月は約15万2000件で5億7500万ドルとなり取引高は半分、取引件数は4分の1に減少しました。しかし最も注目すべき数字は平均取引額であり、3月の約2000ドルから4月には約3800ドルへとほぼ倍増しています。
これは少額で試していた初期の参加者が離れる一方、残った利用者がより多くの資本を投じたことを示すとされています。
取引が集中する銘柄にも広がりが見られました。過去30日間で取引高が最大だったのは、米決済企業サークル関連のCRCLon、エヌビディア関連のNVDAon、ナスダック連動のQQQonなどで、大型株や広範な市場のETF、半導体関連商品へのトークン化アクセスに関心が集まっているとされています。上位5銘柄が占める割合は、前の30日間の約62%から直近では約50%へ低下し、より幅広い銘柄へ活動が分散しました。
1inchはこの動きを市場が「発見の段階」から「定着の段階」へ移行したものと位置づけています。3月は取引件数が多く急騰も目立つ発見の段階、4月は取引が減る一方で取引額が大きくなり銘柄も分散する定着の段階だったとしています。
利用者がトークン化された現実資産を目新しいものとしてではなく、継続的な資産配分先として扱い始めているといえそうです。なお同社はこの傾向が第2四半期も続くかは市場環境次第だと付け加えています。
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