11万円が3万円台に|キオクシア、メタプラネットの再来か?
よきょい

引用元: Wirestock Creators / Shutterstock.com
7月29日の東京株式市場で、キオクシアホールディングス(285A)の株価が大きく崩れました。同日は一時前日比15%安となる3万7650円まで売られ、終値は3万8380円となりました。

キオクシア – Tradingview
6月22日に付けた上場来高値11万2700円からわずか1カ月ほどでの急落です。高値からの下落率は約66%に達しており、「熱狂後の調整」という点でビットコイン(BTC)保有企業メタプラネットの値動きと重ねる声も出ています。
直近の下げは業績悪化が理由ではないとされています。前日28日はストップ安の4万4550円(前日比−18.33%)で引けており、これは米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の急落や同じNAND型フラッシュメモリを手がける米サンディスクの下落が波及した「もらい事故」に近い下げだったとみられています。
一方のメタプラネットは、29日も210円台前半での推移となりました。2025年6月頃に付けた1930円前後の高値からは約89%、年初来高値639円(1月15日)からは約66%の下落で、高値からの調整率という一点ではキオクシアとほぼ同水準です。
同社の企業価値ベースのmNAV(ビットコイン保有評価額に対する企業価値の倍率)は0.83倍と1倍割れが続き、BTCの追加購入も6月30日を最後に止まっています。
似ているのは「値動き」だけ
もっとも両者の中身は大きく異なります。キオクシアはAI向けNAND・SSDの実需を持つ事業会社で、下落は供給過剰懸念や信用需給の悪化が主因とされ、業績そのものは堅調とみられています。対してメタプラネットは仮想通貨の値動きと希薄化に直結する構造で、株価はBTC相場のレバレッジとして機能してきました。
急騰の反動という表面的な相似の裏で、価格を決める要因はまったく別物です。今後はキオクシアの決算と8月13日に予定されるメタプラネットの決算が、それぞれの評価を分ける材料になりそうです。
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