利回り型ビットコインETF登場、ブラックロックがゴールドマンと激突
よきょい

引用元: Thrive Studios ID / Shutterstock.com
ブラックロックが新たなビットコイン・プレミアム・インカムETF「iShares Bitcoin Premium Income ETF(BITA)」の規制申請を更新し、近い将来の上場を示唆しました。これは利回りを求めるデジタル資産投資家を取り込もうとするゴールドマン・サックス・グループとのウォール街での競争を激化させるものです。
この更新では四半期ごとに支払われる年率0.65%のスポンサー手数料など、重要な運用・価格パラメータが導入されました。この手数料はブラックロック自身の現物ビットコインファンドである「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」のような単純な商品より高コストとなる一方、従来の株式型カバードコールETFの一般的な費用構造を大きく下回ります。
BITAはカバードコール型のビットコインETFとして設計され、IBIT株などに対してコールオプションを売ることでプレミアム収入を生み出します。オプションを売ることで、潜在的な値上がりへのレバレッジ・エクスポージャーを求める相手から前払いのプレミアムを得る代わりに、あらかじめ定めた行使価格を超える値上がり益への権利を手放します。
このタイミングは独自の枠組みを進めるゴールドマン・サックスとの対立を強めます。ゴールドマン・サックス・ビットコイン・プレミアム・インカムETFは7月初め頃に規制審査を完了し発効する見込みです。両者は同じ顧客層を狙うものの運用の枠組みは大きく異なります。ゴールドマンの商品は現物の仮想通貨を直接保有せず、純資産の少なくとも80%を外部の現物ビットコインETPやオプション、ケイマン諸島の完全子会社を通じたビットコイン・エクスポージャーに振り向けます。
アクティブ運用型の利回り商品への移行は、デジタル資産ETF生態系の第2の進化を示すものです。IBITは2024年の開始以来620億ドルの純流入を集めており、NEOS Bitcoin High Income ETF(BTCI)のような先行する専門発行体もすでに足場を築いています。
これら商品の分配は債券の利息ではなくオプション価格と市場の変動性に由来するため、投資家教育が長期的な存続の鍵になりそうです。
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