IOST財団、スイスのブロックチェーンの教育分野への貢献を加速
アラタ | Shingo Arai
IOST財団日本担当(太田真)、共同創業者テレンス ・ワン、学生起業チームPHI(岡崇、小迫良輔)は、GUILDプロジェクトとIOSTのヨーロッパ展開に向けて、2020年1月下旬からスイスのクリプトバレー を訪問しました。
コンサルティングファーム・法律事務所 MME
世界中のブロックチェーン企業からスイス事業参入に関する事案で指名される法律事務所MMEのAndreas Furrer氏を訪問しました。MMEはクリプトバレーに進出する多くのブロックチェーン企業、エコシステム拡大に関するコンプライアンス、スタートアップの事業拡大を法規制面からサポートしています。
Andreas Furrer氏は「企業登記をする国を選ぶときに、新しいブロックチェーン技術に関する法律の執行する国だけを見るのではなく、その新しい法律を支える、長い歴史の中でつくられてきた大きな枠組みの、その国の法律を理解するが大切だ」と語りました。
ツーク州政府・クリプトバレー協会
ツーク州での法人設立に関して、ツーク州政府 Roman Weiss 氏とクリプトバレー協会 Martin Berweger 氏からアドバイスをいただきました。
スイス、クリプトバレー には800社を超えるブロックチェーンに関連する企業が設立されていますが、必ずしもトラディショナルな銀行などが、先端技術の理解とリスクに並行しているとは限りません。
しかし、ブロックチェーン企業としての設立に関しては、ツーク州だからできる”クリプト”に特化した条件が存在します。MME、州政府、クリプトバレー協会の訪問には、在日スイス大使館外国企業誘致局が調整、面談に同行しました。
ブロックチェーンセンター(BBC)チューリッヒ大学
BBCは、チューリッヒ大学内にあるスイス最大の、ブロックチェーンおよび関連技術に関する知識の創造と共有、およびネットワーキングのフレームワークの機能を持っています。
アカデミアの最も多様な分野の本拠地として、コンピューターサイエンス、法律、ビジネス、金融、複雑性科学の学部メンバーとともに、このブロックチェーンに対する独自の学術的アプローチを実証しています。
IOST財団を代表して日本担当 太田氏がBBCのDr. Tossene助教授と、ブロックチェーンプラットフォームを研究用としての技術提供と、教育レベルでの提携に向けて話を進めています。