ビットコイン6.5万ドル目前に回復も、追い風は「すでに消失」か
よきょい

引用元: Azrialette / Shutterstock.com
米労働省が発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%低下し、2020年4月以来の大きな下落幅となったことを受け、ビットコイン(BTC)が7月14日に6万5,000ドル目前まで回復しました。
Bitcoin price by TradingView
CPIは前年比では3.5%上昇と5月の4.2%から鈍化し、市場予想の3.8%も下回りました。食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比横ばい、前年比2.6%上昇で、こちらも5月の2.9%から減速しています。一方で一部専門家は、今回の軟化は主にエネルギーが牽引したもので、7月のFOMCに向けたFRBへの短期的な圧力を和らげたものの持続的なディスインフレの確認には至っていないとの見方を示しました。
ただし、この追い風はすでに弱まりつつあります。BLSのデータでは6月のエネルギー価格は5.7%、ガソリン価格は9.7%下落し、CPIの押し下げに最も寄与しました。この下落は米国とイランの一時的な合意によりホルムズ海峡の通航回復への期待が高まり、原油価格が後退したことを背景としています。しかしその猶予は失われ、イランが海峡封鎖を表明したことを受けて米国は海上封鎖を再開しました。
FRBのケビン・ウォーシュ議長は7月14日、月次の物価変動は避けられないとしつつ持続的な高インフレを容認しない姿勢を強調し、今回のCPIを1つのデータにすぎないと位置づけました。
FRBは6月に政策金利を3.5〜3.75%に据え置いています。原油高が再びインフレ懸念を呼び起こせば、ビットコインがこのレンジを上抜けるのは容易ではなさそうです。
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