ビットコインETFで12.6億ドルの巨大取引、なぜか価格はほぼ動かず
よきょい

引用元: CryptoFX / Shutterstock.com
ブラックロックのスポットビットコインETF「IBIT」で5月26日、1取引で2,921万2,864株、約12億6,000万ドル相当の大型ブロックトレードが約定しました。しかしながら、この大型の取引にもかかわらず、ビットコイン価格はほぼ動かなかったと報じられています。
Confirmed.. 29 million share trade ($1.3b) of $IBIT executed at 1030am this morning. This screen shows all the IBIT trades today by size and you can see one of these is not like the others. Price unchanged today so mkt absorbed it well. https://t.co/Otew0DWa3F pic.twitter.com/jZcoKez74K
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) May 26, 2026
このブロック取引は当日IBITの出来高8,386万株の約34.8%を占める規模でした。次に大きな取引が130万株だったことから、いかに突出した1件であったかが分かります。ダークプールを経由して執行されビットコインは一時1%下落したものの、すぐに値を戻したとされています。
スポットビットコインETFが登場する前、10億ドル規模のビットコインエクスポージャーを動かすには大手OTCデスクとの交渉や複数取引所での分割執行が必要であり、市場に目立つ価格インパクトが残るのが通例でした。
今回はブロックデスクやマーケットメーカー、指定参加者(AP)などのインフラを通じて静かに処理されたと見られています。
ただし、これがそのまま「ビットコイン売り」につながるかは別問題です。IBIT株は二次市場で投資家間を行き来しても、信託の裏付けBTC残高は動きません。実際にBTC売却が発生するのは「バスケット償還」の手続きを経た場合に限られるとされています。
過去のIBIT日次最大流出額は2025年11月の約5億2,300万ドルでした。今回の名目額がそのまま流出として記録されれば過去最大の2倍超となりますが、現時点ではFarside Investorsのデータ反映待ちで、解釈は宙づりの状態です。
少なくとも、ETF市場が10億ドル規模の入れ替えを淡々と吸収できる「機関投資家インフラ」を備えたことを示す事例となりそうです。
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