ビットコイン名物「週末ギャップ」消滅へ、CME24時間取引が稼働
よきょい

引用元: Piotr Swat / Shutterstock.com
米CMEグループの仮想通貨先物・オプションが5月29日から連続取引を開始し、これがビットコイン(BTC)にとって初めて従来の「週末CMEギャップ」のない週となりました。最初の48時間で7200枚超の契約が取引され想定元本ベースで約5000万ドルに達し、機関投資家の週末ヘッジ需要が存在することが裏付けられたとされています。
これまでCME先物は金曜午後に取引を終え日曜夜に再開していたため、週末に現物価格が大きく動くと再開時にチャート上のギャップが生じていました。トレーダーはこのギャップを「埋まりやすい」目標値として扱ってきましたが、24時間取引の導入でその目印は消えることになります。
もっとも、今回の制度変更は売り圧力の強い局面と重なりました。6月1日にはS&P500やダウ、ナスダックが揃って最高値を更新する一方、ブレント原油は米イラン緊張で4.2%高の94.98ドルとなり、ビットコインは7万ドルを割りかけました。米現物ビットコインETFは5月15日から29日までの10営業日で約30億ドルが流出しています。
今後はチャート上のギャップに代わり、ETFの資金フロー、月曜の流動性の深さ、先物ベーシス、オプションのスキューが市場の手がかりになるとされています。原油が高止まりしETFの流出が続けば、ビットコインは引き締め環境下で高ベータのリスク資産として動く可能性があります。
新たな仕組みがより明確な価格発見をもたらすのか、今週の値動きが示すことになりそうです。
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