正解したのに支払い拒否で52万ドル全損、Polymarketで大混乱

2026/06/03・

よきょい

正解したのに支払い拒否で52万ドル全損、Polymarketで大混乱

引用元: jackpress / Shutterstock.com

予測市場プラットフォームのPolymarketで総額約1億5000万ドル規模の取引が混乱に陥っています。企業財務戦略を持つストラテジーがビットコインの一部を売却すると正確に予測したトレーダーへの支払いが、拒否される事態となったためです。

問題の核心は、出来事が起きた時点と、それが公表された時点との食い違いにあるとされています。

対象となった契約は「ストラテジーが5月31日午後11時59分(東部時間)までにビットコインを売却するか」というものでした。同社は6月1日に提出した規制文書(8-K)で、5月26日から31日の間に32BTC(約250万ドル相当)を売却したと確認しました。

トレーダーは「Yes」の根拠と見なしましたが、Polymarketは公表が6月1日だったことを理由に条件を満たさないと判断しました。とあるトレーダーは規制文書を読んだ後、「Yes」に52万7000ドルを投じましたが、全額を失ったとされています。



資産運用会社Arcaのジェフ・ドーマン氏は「MSTRが5月にBTCを売却したことは争いがないのに、この契約が最初からNOで解決された理由が論理的に全く理解できない」と指摘しました。

背景には、Polymarketが採用する分散型オラクル「UMA」の仕組みがあります。トークン保有者の投票で結果を決めるため、大口保有者が自らの利益を守るためにルールを都合よく解釈できるとの批判が出ています。

WSJの調査では上位10ウォレットが大半の投票を占めるとされます。予測市場が主流の金融に組み込まれつつある中で、こうした構造的な課題が改めて問われそうです。

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