トークン化証券大手、取引147%増も黒字から赤字へ|費用は56%膨らむ
よきょい
トークン化証券の発行・管理基盤を手がけるSecuritizeの2026年第2四半期は、プラットフォームを通過する取引が大きく増えた一方で、収益は伸び悩みました。平均トークン化運用資産は43億ドルと前年同期比16%増、取引総額は147%増の53億ドルに達しています。
それでも収益は5%減の1440万ドル、純損失は2170万ドルでした。取引総額はブラックロックのBUIDLおよびBUIDL-Iの申込・償還とAAA CLOファンドへの2億5000万ドルの申込が主因とされ、認識される収益より広い概念のプラットフォーム活動を示す指標です。内訳ではトークン化収益が12%減の780万ドル、資産管理収益が3%増の660万ドルとなりました。
費用は前年同期比56%増の2410万ドルに膨らみました。専門家報酬や会計、上場企業としての体制整備を反映した販管費が470万ドル増、MG Stover買収に伴う人員増などで人件費が250万ドル増、特定債権の貸倒処理で引当金も120万ドル増えています。営業損失は約20万ドルから970万ドルへ拡大し、調整後EBITDAは180万ドルの黒字から550万ドルの赤字へ転じました。
貸借対照表は期末後に大きく変化しています。6月30日時点の現金は3360万ドルでしたが、その翌日にCantor Equity Partners IIとの統合が完了しました。統合を6月30日時点で反映した未監査のプロフォーマでは現金3億5260万ドル・借入ゼロとなる一方、アーンアウトや未払利息を含む負債総額は1億1850万ドル残ります。
増えた活動量を統合や資産管理の収益へ転換できるかが次の課題になりそうです。
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