ナスダックのビットコイン指数オプション、SECが承認|取引開始には残る関門
よきょい

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米証券取引委員会(SEC)は5月22日、ナスダックPHLXが申請した「ナスダック・ビットコイン指数オプション(ティッカー:QBTC)」の上場に関する規則変更を承認しました。これにより、現金決済型のビットコインのボラティリティ(価格変動)取引を、米国の上場オプションの仕組みの中に持ち込む大きな規制上のステップが完了したことになります。
QBTCは米ドルで現金決済される欧州型・P.M.決済の契約で、ビットコインのベンチマークに対して決済されます。投資家がBTCそのものを保有したり仮想通貨ネイティブのデリバティブ取引所を使ったりせずに、株価指数オプションと同じ口座・証拠金の枠組みで取引できる点が特徴です。
現物ビットコインETFのオプションがファンドの株式を参照するのに対し、QBTCはビットコインのベンチマークを直接参照するという違いがあります。
清算を担うのはOCC(オプション清算機関)で、2025年には152億枚の契約を処理した実績があります。ビットコインのオプションがこの清算機構に入ることで、株価指数で使われるのと同じ証拠金処理やポートフォリオ・マージン体制に組み込まれることになります。
ただし取引開始にはCFTCによる適用免除(exemptive relief)の付与と、OCCのオプション開示文書の更新承認が必要です。
マーケットメイカーが狭いスプレッドで資金を投じればビットコインは厚みのあるボラティリティ市場を株式オプションの基盤上に獲得できますが、CFTCの遅延や条件付けがあればスプレッドが広がり承認が象徴的なものにとどまる可能性も指摘されています。
ビットコインの機関化が清算機構や証拠金システムを通じて進む段階に入りそうです。
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