BTCを掘っても資金は残らず|負債2626万ドル、存続に重大な疑義

2026/08/22・

よきょい

BTCを掘っても資金は残らず|負債2626万ドル、存続に重大な疑義
ct analysis

エネルギー企業Olenox Industriesは5月にビットコインマイナーのCS Digital Venturesを買収し、7月の暫定生産量として15.13BTCを報告しました。一方で6月30日時点の貸借対照表は現金121万ドルに対し、流動負債2626万ドルという構成です。生産実績と財務状況の落差が、同社の事業転換の前提を揺らしています。

7月の産出は8月21日のビットコイン価格7万6371.25ドルで換算すると総額約116万ドルに相当しますが、開示済みの売上高や売却代金、利用可能な現金と同一ではありません。一部のフリートでは産出の全量を受領した一方、電力や管理手数料、利益分配を含むホスティング請求は未確定のままです。

平均稼働ハッシュレートは1.02EH/sで経済的能力の64%にとどまり、夏季の高温や低電力モードでの運転が要因とされています。数値はいずれも暫定・未監査です。



8月19日の四半期報告では、6月30日時点の流動資産合計は340万ドルで、運転資本の不足は約2290万ドルとなりました。流動負債のすべてが即時返済を要する債務ではなく、買掛金と未払費用が1455万ドルを占めます。それでも同社は損失とマイナスの運転資本、営業キャッシュフローの赤字が継続企業の前提に重大な疑義を生じさせるとし、6月30日時点で追加資金調達の確約はないと説明しました。

買収に伴う7本の売主手形は元本1600万ドル、年利10%で2029年5月満期です。2026年8月から利払いのみの支払いが始まり、単純計算で年160万ドルの利息負担が生じます。CS Digitalは5月26日から6月30日までに売上145万ドル、純損失56万4104ドルを計上しました。

自社の天然ガスをキロワット時あたり0.02ドル未満のオフグリッド計算資源へ転換する構想は7月の実績には反映されておらず、当面の焦点は採掘マージンと資金調達の確保になりそうです。

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