ビットコインに流動性ショックはあったか|米準備預金882億ドル減

2026/10/03・

よきょい

ビットコインに流動性ショックはあったか|米準備預金882億ドル減

FRBが2026年10月1日に公表したH.4.1統計で、銀行の準備預金は9月23日と30日の水曜日時点の比較で882億3600万ドル減少しました。一方、週平均では178億9700万ドル増加しています。同じ統計でも測り方によって方向が逆になる結果です。四半期末の流動性をビットコインと結びつける見方に、注意を促す内容となっています。

水曜日時点の残高は2兆9699億ドルから2兆8817億ドルに減りました。準備預金を供給する要因が46億5000万ドル減り、吸収する要因が835億8600万ドル増えています。財務省一般口座(TGA、政府がFRBに置く口座)は367億2900万ドル増の9840億4600万ドルでした。リバースレポは411億5800万ドル増え、うち300億8000万ドルは外国公的機関などの口座によるものです。

SOFR(米国債を担保とする翌日物金利)は9月30日に3.90%で、準備預金への付利(IORB)と同水準でした。直近5回の中央値は3.88〜3.90%の範囲に収まっています。ただし中央値はすべての借り手の金利を示すものではなく、一部で逼迫が起きている可能性は残ります。国内向け翌日物リバースレポの利用額は、10月1日に115億3900万ドルから3億5000万ドルへ減少しました。

現時点の数字は、ビットコインの資金調達ショックがあったことも、なかったことも立証していません。影響を示すには、取引所の資金調達率や先物ベーシスなど、同じ期間の直接的なデータが必要です。仮に価格下落とレポ金利上昇が同時に起きても、因果関係は別途検証が求められます。今後のSOFRの推移が、一時的な期末要因かどうかを見極める材料になりそうです。

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