USDTのテザーが初の本格監査を通過、KPMGから「適正意見」を取得
よきょい
テザーは、Tether Internationalの2025年12月期財務諸表についてKPMGから無限定適正意見を取得したと発表しました。
Tether Completes the Largest Inaugural Financial Audit in History
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— Tether (@tether) August 13, 2026
大手4大会計事務所による本格的な財務諸表監査は同社として初めてで、監査済みの数値では2025年12月31日時点の準備金が負債を68億1400万ドル上回っていたとされています。
従来の準備金アテステーションは一時点の資産と負債を照合するにとどまりますが、財務諸表監査は貸借対照表や取引、取引相手、裏付け証憑までを検証対象とします。テザーによれば、KPMGは準備資産として保有する金地金を実地で全数確認したとしています。CEOのパオロ・アルドイノ氏は、独立監査人が出し得る最良の意見だと述べています。
この節目が重く受け止められる背景には過去の経緯があります。2021年、米CFTCはテザーに4100万ドルの制裁金を科し、26か月の調査対象期間のうちUSDTを裏付けるのに十分な法定通貨準備を保有していたのは27.6%の日数にとどまったと認定しました。同年にはニューヨーク州司法長官とも1850万ドルで和解しており、監査済み財務諸表は外部から求められ続けてきた書類でした。
一方で米国側の物差しは変わりつつあります。GENIUS法とFDICの規則案では、準備資産の種類や分別管理、流動性リスク管理に加え、月次の公開開示や週次の非公開報告、年次監査などが求められ、適格準備資産の一覧に金は含まれていません。テザーの第2四半期のUSDT発行残高は約1846億ドルで、24時間で10%が償還される「大規模償還」の定義に当てはめると約184億ドル規模となり、年1回の監査だけでは答えられない課題が残りそうです。
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