Digital Assets AG社がSolanaブロックチェーン上に株式のトークン化を発表
Crypto Times 編集部
スイスに拠点を置くDigital Assets AG社は、Solanaブロックチェーン上に株式のトークン化を発表しました。
We are excited to announce the launch of our free-floating token on the @Solana blockchain today! Here’s how we are changing the face of finance, one tokenized stock at a time:
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— Digital Assets AG (@AssetsAG) June 24, 2021
人気銘柄には、Facebook、Google、Netflix、Nvidia、PayPal、Square、Teslaなどがあるようです。株式のトークン化により、トークンとして企業の株式を購入することができます。
FTXは今までDigital Assets AG社がプライベートチェーンで発行した株式トークンを利用していましたが、これからはパブリックブロックチェーンのSolanaで発行されたトークンに切り替える予定です。
これまで株式がトークン化された例としては、BinanceやBittrexがあります。これらは、プライベートチェーンでしか取引ができなかったので、ユーザーはポジション変更は簡単にできるものの、トークン化された株式を外部に送ったり、チェーンを移動させることはできませんでした。
今後、Solanaブロックチェーン上でトークン化した株式はパブリックブロックチェーン上に構築されたCEXとDEXで取引が可能になる予定です。これにより、ユーザーは株式トークンを自分のウォレットに引き出すことができます。そこから、DeFiなどを利用していくことも可能になると考えられます。SerumのようなSolanaが構築したDEXで24時間365日取引が理論上、可能になっていきます。
株式トークンがDeFiで使えるようになることで、スマートコントラクトを利用して、ポジションを自動的に再配分するようなことも実現するようになります。
Digital Assets AG社は、スイスと欧州経済地域でサービス開始の許可は金融当局から得ていますが、アメリカなどの国ではまだ規制が解消されていないようです。
ただ、パブリックブロックチェーン上で株式トークンが取引されることで、規制がどこまで機能するか?正直わからないところがあります。外部ウォレットに株式トークンを引き出し、発行元の手から離れてしまいDeFiなどにトークンが移動すると現実問題、規制が追いつかないところまでいくかもしれません。
どうなっていくのか予測がつかない部分ありますが、少なくとも、株式市場に影響を与えることは起きそうなので、今後の動きにも注目です。
記事ソース:Decrypto
画像:shutterstock