1/29-2/4 資金調達を実施したプロジェクト 13選

2023/02/05・

あどまん

1/29-2/4 資金調達を実施したプロジェクト 13選

今週は13ものプロジェクトが資金調達を発表しました。

資金調達額こそまだ低い水準ではありますが、徐々に資金調達を行うプロジェクトが増えてきた印象を受けます。

Game、レンディング、L2の分散型デリバティブ、セキュリティ系など分野も様々で、面白いプロジェクトもあったのでぜひ目を通してもらえますと幸いです。

目次

Vest Exchange:不明

POINT Seed Roundにて資金調達を実施。 Jane Street、QCP Capital、Big Brain Holdings、Ascendex、Builder Capital等が参加。

Arbitrum上で開発される分散型永久先物取引所

現状デリバティブDEXは、リスティングの障壁、オラクル攻撃、流動性提供者のリスクなど多くの課題を抱えています。DeFiは市場操作やオラクル攻撃などによって複数のプロトコルが被害に遭ったり、ロングテール資産への新たなエクスポージャーがなかったりとデリバティブDEXが浸透するためにはまだまだ解決していかなければなりません。

Vest exchangeはマーケット・メイキング技術によって形成されたリスク・エンジンによって、これら課題を解決するために開発されています。

現状はまだ何も公開されていないため、どのような技術を用いて他のデリバティブDEXと比較して何が優れているのか分かりかねますが、近々ホワイトリストのユーザーには早期アクセス権などのアナウンスが行われる予定です。

Oh Baby Games:$6m

POINTSeed Roundで600万ドルの資金調達を実施。 eGirl CapitalとSynergis Capitalがリードし、Merit Circle, Kevin Lin, CL207, inversebrah等が参加。

Oh Baby Gamesは最初のタイトル【What The Kart】を発表

Oh Baby Gamesは、【What The Kart】というレーシングゲームをリリース予定です。

このゲームには、CryptoTwitter(CT)やストリーマー、プラットフォームに参加する著名なストリーマー、他にも様々なコミュニティからキャラクターが参戦します。

Oh Baby Gamesいわく「カートというジャンルは何年も前から進化が止まっている」とのことで、カートのカスタム、他のプレイヤーのゴーストとのバトル、プレイヤーが作る大会や賞金が出るチャレンジ、コースを回る中で展開されるストーリーなど、多様な試みを盛り込むそうです。

2023年中に【What The Kart】の他に【Rugpull Guys】 と【格闘ゲーム(名称不明)】の計3タイトルがリリースされるとのことです。

これらのゲームはアセット(キャラクターやアイテムなどのNFT)を共通で使えるようになっており、最終的には一つの世界観の中でさまざまなゲームが遊べるようになります。

VitaDAO:$4.1m

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POINTSeed Roundで410万ドルの資金調達を実施。 Pfizer Venture Investments, Balaji Srinivasan, Shine Capitalが参加。

長寿領域における研究開発(R&D)の加速と、人間の寿命と健康寿命の延長を目的とした分散型医薬品開発のためのDAO

健康長寿は人類の永遠のテーマですが「莫大な研究資金を調達しなくてはならない」「IP(知的財産)と特許の管理にリソースが奪われたり、開発内容が制限される」という大きなハードルがあります。

VitaDAOは誰もが参加可能な組合をDAOという形式で作り専門家が共同で研究を行い医薬品を開発します。そこで生まれたIPをDAOで所有し、IP-NFTや保その他トークンとして収益を分配できる仕組みを構築しました。

これによって優秀な研究者が資金難やIPの管理に振り回されることなくその力を発揮できるようになるわけです。

ガバナンストークンVITAを購入すると、DAO内で提案された優秀なアイデアのうち、どこに研究資金を投入するかの投票に参加できます。

現時点で10を超えるプロジェクトへ総額350万ドルが投資されており、Discordでは8,700人のメンバーがアクティブに議論を交わしている状態で、すでに開発DAOとして機能しています。

今回の資金調達には世界的製薬会社Pfizerも参加しており、高い評価と注目を集めていることが伺えます。開発・研究機関とDAOの相性は良いと以前から言われていましたが、VitaDAOが初めての実例となるかもしれません。

YGG Japan:$2.95m

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POINTPrivate Roundで295万ドルの資金調達を実施。 Square Enix, SEGA, GREE, Marblex, Enish, Adways Venture等が参加。

ForN(@ForN_DAO)と独占的パートナーシップを締結している日本のギルドコミュニティ

WEB3ゲームを通して日本の偉大なIPやエンタメコンテンツをグローバル導くことを使命に掲げており、その達成のためのサービスを幅広く展開するギルドコミュニティです。

運営しているWEB3ゲーム特化プラットフォーム【GabeeTown】では魅力的なBCGについて概要、始め方、攻略法が多数掲載されており、面白そうなBCGを探している方、BCGを通して交流をしたい方、職業ゲーマーを目指す方にピッタリの環境が用意されています。

ロードマップによると2023年だけでも【SNSやウォレット連携を駆使したクエスト機能(Q1)】【チャット機能・NFTマーケットプレイス・オリジナルNFTの販売(Q2)】【NFTユーティリティ・ローンチパッド(Q3)】【スマホアプリ・トークンユーティリティ実装(Q4)と】一気にさまざまなコンテンツがリリースされます。

すでに日本の有名ゲーム会社、仮想通貨取引所、ギルドコミュニティとBCGに関連する団体とパートナー契約を結んでいることもあり、コラボなども含めて今後の展開が楽しみです。

Hypernative:$9m

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POINTSeed Roundで900万ドルの資金調達を実施。 boldstart venturesとIBI tech fundがリードし、Blockdaemon, Alchemy,Borderless,Nexo等が参加。

チェーン内外のデータソースを監視し、脅威が発生する前に検知するセキュリティ系プロジェクト

創業者であるSagie氏と Dan Caspi 氏はIBM・Google、・Microsoftなどのテック企業にて、クラウドインフラストラクチャや大規模セキュリティの構築の分野で働いていた経歴を持ちます。

2022年の初めに、仮想通貨の盗難やフィッシング詐欺にあったことをきっかけに「仮想通貨市場は投資されている資金が大きいのに使用されているツールのセキュリティが弱い。攻撃を防ぐのに役立つものを作らなくては」と考え、HyperNativeを立ち上げたとのことです。

このプロジェクトは、セキュリティの中でも【事前に脅威を検出すること】に注力しています。最初の製品であるPro-cogはチェーンのデータソースを監視し、攻撃発生前にユーザーへアラートなどで警告し、被害を事前に防いてくれます。

実際にこれまで270ものexploit(脆弱性を利用した攻撃)を事前に検出しているとのことです。

最終的にはユーザーが何もしなくてもリスクを勝手に回避してくれるエンドツーエンドのシステムを提供することを目指しているそうで、プロジェクトや投資家が詐欺を回避することにリソースを割かなくて済む時代が来ることを期待したいです。

Sovereign Labs:$7.4m

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POINTSeed Roundで740万ドルの資金調達を実施。 Haun Venturesがリードし、1kx, Robot Ventures, Maven 11 Capitalが参加。

相互運用性と拡張性のあるzk-Rollupを採用したエコシステム

【ブロックチェーンのスケーリングをシンプルにする】を目標に立ち上げられたプロジェクトで、ブロックチェーン技術を広く普及させるために、zk-rollupを活用した安全で相互運用可能なフレームワーク【SovereignSDK】を提供します。

Cosmos SDKがL1で行ったことをzk-rollup上で行うことを目指すプロジェクトです。

zk-rollupはオフチェーンでトランザクションを検証し、検証結果だけをオンチェーンのブロックに載せる技術で【セキュリティを犠牲にせずにチェーンの相互運用性・拡張性を向上させ、さらに運用コストにカットする】ことが可能です。

「既存のzk-rollupソリューションのほとんどは自分たちのプロジェクトで使うために自らのチーム用に作ったもので、他の人が使うことが想定されていない。」と創業者のCem Özer氏は主張しており、Sovereign SDKはあらゆる人が簡単に活用して独自のエコシステムを構築できることを目指しています。そのためオープンソースかつ無料で公開すると名言しており、収益化はそれ以外で実現するとのことです。

Sec3:$10m

POINTSeed Roundで1,000万ドルの資金調達を実施。 Multicoin Capitalがリードし、Sanctor Capital, Essence VC, Santiago Santos等が参加。

Web3プロジェクトのセキュリティ立ち上げ監査と自動化ソリューションを提供するプロジェクト

sec3はSecure Web3の略で、その名の通りweb3のためのセキュリティを提供するスタートアップです。中でもスマートコントラクトの監査に注力していて、すでにLaunch Audit・X-ray・WatchTower・CircuitBreakerの4つのプロダクトをリリースしています。

・Launch Audit:プロジェクトがスマートコントラクトをローンチする準備が整っているかを監査する。

・X-ray:スマートコントラクトのセキュリティを継続的にチェックして脆弱性を発見する。

・WatchTower&CircuitBreaker:チェーン上の怪しい動作(フラッシュローンなど)をリアルタイムで検出して警告する。悪意のあるトランザクションと確認できた場合は即座に停止して、攻撃から資産を守る。

・CircuitBreaker:悪意のある攻撃をリアルタイムで阻止し、資金の安全性を確保します。

すでにMETAPLEXやSTAR ATLAS、Jupitar、UXDなどSolana上で稼働しているプロダクトがSec3を採用しており、多くの実績を兼ね備えています。

今後はMove言語やその他チェーンにも展開予定。

現在はSolana上のプロジェクトのみサービスを提供していますが、将来的にはAptos・SuiのMove言語を始め、EthereumやPolygonなど、他のブロックチェーンに拡大する予定です。

将来的にはネイティブトークンを発行して、運用を分散化することも目指しているとのことで、トークンローンチの際には注目が集まることが予想されます。

Squid:$3.5m

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POINTSeed Roundで350万ドルの資金調達を実施。 North Island VCがリードし、Distributed Global, Fabric Ventures, Galileo, Chapter One等が参加。

Axelar Networkが提供する25のチェーンに対応したクロスチェーンスワップ

Squidは、ブロックチェーン間で資産を交換したり、チェーンをまたいでアプリケーションにアクセスしたりすることができるクロスチェーン流動性ルーターです。

SquidはAPIとSDKを提供しており、フロントエンドウィジェットを通じて、開発者やプロジェクトは、高速で安全かつシームレスなクロスチェーン機能をプロダクト内に構築することができるようになります。

すでにメインネットの立ち上げが完了していてEthereum、Binance Chain、Polygon、Arbitrum、Avalanche、Moonbeam、その他25 のチェーン(Cosmosベースが多い)をサポート済です。

実際にDAppsを起動してみたところ、対応予定のチェーンも含めるとかなり幅広く直接スワップ可能となっていました。

今後、SquidのSDKを採用したプロダクトが増えれば増えるほど、クロスチェーンスワップが浸透していくため、チェーン間の移行がスムーズに行えるようになっていきますね。

Fungify:$6m

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POINT600万ドルの資金調達を実施。 CitizenXがリードし、Distributed Global, Infinity Ventures Crypto, Taureon等が参加。

NFTインデックスとアルゴリズムレンディングのNFTFiプロトコル

Fungify利用者は、NFTの流動性に縛られずに、好きなタイミングでNFTを販売したりNFTを担保にローンを組んだり、NFTインデックストークンを運用して利回りを得たりすることができます。

NFTのレンディングプロトコルを作成する上で最大の問題点となっているのは清算です。組んだローンの元本は代替可能なトークンであり、いざ清算になったときに流動性の乏しいNFTは即座に代替可能なトークンに変換することは難しいためです。

Fungifyは【MarketVault】とNFTインデックストークン$NFTを使った仕組みを構築することで、この問題を解決しています。

※MarketVault⇒プロトコルに売却された、もしくは担保として預けられたNFTを保管する場所。Unreserved と Reservedという2つのセクションに分けられている。

※$NFT⇒MarketVaultに保管されたNFTに価格が裏付けられたインデックストークン。FungifyでのNFTの購入に使えるほか、ステーキングして報酬を受け取ることも可能(MarketVaultのスプレッドの80%)。

上記の図に乗っ取り、Seller(NFTをプロトコルに売却する人)、Borrower(NFTを担保にお金を借りたい人)、Collectorの目線でプロトコルの流れを説明します。

・Seller⇒手持ちのNFTを売却することで$NFTが発行される。売却されたNFTはUnreservedセクションへ保管される。

・Borrower⇒手持ちのNFTを担保に$NFTが発行される。預けたNFTはReserveセクションに保管される。その後Collectorから入札が入って合意した場合はその瞬間にローンは解消される。清算となった場合はUnreservedセクションに移動となる。

・Collector⇒Reserveセクションに担保として預けられたNFTに対して$NFTで入札し、合意すれば落札できる。また$NFTをバーンすることでUnreservedセクションからNFTを受け取れる(送られてくるNFTはランダム)。

このようにかなりユニークな仕組みのようですが、実際に触ってみないと理解できない部分も多いので、サービスのローンチを楽しみに待ちます。

予定では2023年のQ1もしくはQ2になるとのことです。

Bibliotheca DAO:$3.9m

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POINTPublic Saleで390万ドルの資金調達を実施。

Starknet上で開発されているLootの派生MMOCCG(大人数同時参加型オンチェーンコンポーザブルゲーム)

Bibliotheca DAOはLoot(文字が書かれているだけのNFT、装備やマップなどのゲームアイテムについて簡素な説明がされていて、それ各クリエイターが解釈して利用する)から派生したゲーム開発のためのDAOです。

現在は【Settling of the Realms】というMMOCCGを開発しています。

このゲームではまず、Lootverseにおけるマップの役割を持つNFTであるRealms(土地、領土)をステーキングすることで$LORDSとERC1155が報酬として受け取れるようになっています。

・$LORDS⇒Realmsにおけるユーティリティトークン。今後展開されるStarkNet上のマーケットプレイス(Realmsや資源の売買ができる)での基軸通貨として利用される。

・ ERC1155(資源・リソース)⇒消費することで建物やアイテムをアップグレード可能。

要は土地を買って住む(ステーキング)ことで、さらに新しい土地を買ったり建物の改築をしたりと、自分好みの世界を作っていけるような内容となっています。

ロードマップによるとゲームのαおよびβが2023年Q1、マーケットプレイスがQ2にローンチ予定とのことで、まだゲーム自体は始まっていない状態にも関わらず、すでにRealmsの大半がステーキング済の状態であり期待のほどが伺えます。

Q2中にプレイヤーIDやアカウントにあたるNFT【Adventurers】が展開され、プレイヤー同士で資源を奪いあうPvPやタワーディフェンスなどさまざまなゲーム要素が追加されていくとのことです。

Lootのコンセプトである「あえて簡素な内容(テキストのみ)にすることで、参加した人たちが自由に解釈して世界を作っていく」が体現されることを期待します。

Archimedes:$4.9m

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POINTSeed Roundで490万ドルの資金調達を実施。 Hack VCがリードし、Uncorrelated Ventures, Psalion, Truffle Ventures等が参加。

Archimedesは分散型レバレッジレンディングプロトコル

Archimedesは分散型のレンディングプロトコルであり、ユーザーは資産を預け、それを担保にネイティブステーブルコインであるlvUSDを借り入れ、最大10倍のレバレッジポジションを作ることができます。

流動性提供者は、Archimedes 3CRV/lvUSDプールに資産を提供することで、ARCHトークンやステーブルコインなどで利息を受け取ることができます。

Archimedesは以下のような仕組みでレバレッジをかけた運用を行います。

今回は提携を発表したOrigin ProtocolのOUSDを用いて説明します。

  1. レバレッジエンジンは、Origin ProtocolにUSDC/USDT/DAIを入金し、OUSDを受け取る。
  2. OUSDはlvUSDの造幣の担保として使用されており、担保率は95%
  3. Archimedes曲線プールで、lvUSDをUSDC/USDT/DAIにスワップ。
  4. 1に戻る
  5. 利益を得る

十分な流動性があれば、初期預金に対して最大5倍のレバレッジを利用することができるので、仮にOUSDの利回りが約30%APYだとすると、5 x 30% = 150% APY をステーブルコインで得ることができる計算になります。

ペグが外れるというリスクは存在するものの、ステーブルコインによる運用であるため、低リスクで高利率の利息を得ることができるのは魅力的ですね。

また、このポジションはNFTにラップされ、ポジション(NFT)を売買することも可能になります。

ネイティブトークンARCHも発行予定

ネイティブトークンのARCHは今後発行予定で、トケノミクスは以下のような分配を予定しています。
  • 50%コミュニティ流動性マイニングのインセンティブ。
  • 30% チームメンバーおよび将来のチームメンバー:1年間のクリフ、合計3回のリニアな権利確定
  • 15% 投資家および将来の投資家:1年間のクリフ、合計3回のリニアな権利確定
  • 5% 基盤/開発プログラム:開発費、監査、サービスプロバイダー、OPEX、パートナーシップ

ロードマップによると2023年Q1までにはプロトコル、Curveプール・ARCHトークンのローンチが終わる予定となっています。

Simba Chain:$30m

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POINTStrategicで3,000万ドルの資金調達を実施。U.S. Air Forceが投資。

2017年にノートルダム大学でインキュベートされたSIMBA Chainは、政府機関がWeb3へのブリッジと接続に使用する完全統合開発プラットフォーム。

SIMBAはサプライチェーン・マネジメントとブロックチェーンの相性の良さを活かし、さまざまな産業へWEBソリューションを提供している企業です。

マルチチェーンに対応しており、ユーザーは幅広いブロックチェーン技術からもっとも適したものを選択可能で、柔軟性とカスタマイズ性が高いとのことです。

すでに国防総省やボーイングなどを顧客に抱えていて実績は多岐にわたります。特に今回出資を受けたU.S. Air Force(米国空軍)には、ブロックチェーンアプリの開発を通して、活動改善に成功しているとのことです。

U.S. Air Forceは今後SimbaChainの技術を利用して、サプライチェーン管理を目的としたブロックチェーンアプリの開発を推し進める予定となっています。

Sumi Network:$3m

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POINTSeed Roundで300万ドルの資金調達を実施。 Scytaleがリードし、Fuse Capital, D1 Ventures, DFGが参加。

PolkadotのSubstrateで構築された分散型ストレージプロジェクト

Sumi Network は分散型ウォレットから別のウォレットへのデータ転送を調整するメタプロトコルであるSumi Notesの構築しています。

SumiNotesはEthereumやBitcoinのベースのウォレットアドレスと直接やりとりできたり、高度なスパムフィルターを利用可能だったりと利便性も信頼性も高いコミュニケーションツールとなっています。

この構築の過程で、IPFS・Filecoin、Crustといった既存の分散型ストレージソリューションでは従来のメッセージングサービスを完全に代替することはできないということに気づいたとのことで、独自ストレージレイヤーの開発に至りました。このストレージレイヤーはAWSが提供するストレージソリューションAmazonS3と互換性があるとのことです。

今回調達した資金を用いて独自のストレージソリューションの構築をさらに進める予定となっています。

今週は以上となります。


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