ビットコイン今年最大の清算へ、6万ドル割れの引き金になるか
よきょい

引用元: Mehaniq / Shutterstock.com
ビットコイン(BTC)が今週、相次ぐ試練に直面しています。木曜日に5月のPCE(個人消費支出物価指数)が発表され、その翌朝にはDeribit上で100億ドルを超えるビットコインオプションが四半期清算を迎えます。
インフレ指標と大量のオプション清算という二つの材料が24時間以内に凝縮される形となり、ビットコインは6月の荒れた相場を経て6万2,500ドル前後で推移しているとされています。

前回のPCEでは4月のヘッドラインが前年比3.8%上昇し、2%目標のほぼ2倍となりました。FRB(連邦準備制度理事会)は6月17日の会合で金利を3.50〜3.75%に据え置き、緩和的な文言を取り下げ、年末のPCE見通しを2.7%から3.6%へ引き上げています。
機関投資家の資金も後退しつつあり、現物ビットコインファンドは5月下旬から6月初旬の13営業日で記録的な約44億ドルの流出を記録したとされています。
金曜日の清算は今年最大で、6月の下落により建玉の約8割が権利行使価格から外れた状態にあるとされています。最大苦痛(マックスペイン)の水準は約7万4,000ドルと現値より上方にあり、6万ドルのプットが下値支持、8万ドルのコールが上値の壁とされています。
ディーラーは反対側の契約をヘッジするため現物や先物で取引し、その動きが価格を特定の水準に引き寄せたり、動きを加速させたりすることがあります。高めの数値が出ればビットコインは6万ドルのプット帯へ押し下げられ、ディーラーが再ヘッジを迫られる可能性があります。逆に軟調なら安心感からの反発もありえますが、上方の水準が初期の戻りを抑える要因にもなりえます。
PCEがマクロの方向性を決め、オプション清算がそれを固定するか増幅するかを左右する構図となっており、相場の動きは木曜の数値から始まりそうです。
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