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2026/08/10【今日のマクロ経済】雇用統計後もドル円158円目前へ。日経66,800円台に急伸
ドル円は米雇用統計の弱い結果を受けて一時156円60銭台まで急落したものの、すぐに下げ幅を縮小して158円目前まで値を戻しました。介入警戒感はありつつも、円売り・ドル買いを促すファンダメンタルズは変わっていません。7月末の歴史的な協調介入から1週間あまり、下値の堅さが改めて確認された形です。 一方、日経平均は米雇用統計を好感したリスクオンの流れを受けて66,800〜66,900円台と+2%前後の大幅高となっています。S&P500は7日に史上最高値を更新して週を終えました。原油はホルムズ海峡交渉の不透明感から78〜79ドル台へじわり強含み、ビットコインは65,000ドル付近で堅調に推移しています。 📈 主要指標(8月10日) 銘柄 直近価格 トレンド 一言コメント S&P 500 7,757.64 保合い 週末休場で8月7日終値のまま。史上最高値圏を維持し先物も小動きで週明けへ 日経平均 66,800〜66,900円 上昇 米雇用統計を好感し+2%前後の大幅高。半導体・輸出関連が指数を押し上げる展開 金(Gold) $4,330〜4,340/oz 保合い 雇用統計後の急騰分を維持し4,300ドル台で高止まり。利上げ観測の後退が下支え 原油(WTI) $78〜79/bbl 上昇 ホルムズ海峡交渉の不透明感でやや強含み。75ドル台からじわり水準を切り上げ BTC $64,800〜65,000 上昇 65,000ドル付近で堅調に推移。米金利低下を背景にリスクオンの流れを維持 ETH $1,910〜1,920 保合い 1,900ドル台前半で小動き。BTC連動の域を出ず独自の材料には乏しい状況 SOL $76前後 上昇 73〜75ドルのレンジを上抜けし76ドル台へ。仮想通貨全体の堅調さを映す動き XRP $1.02〜1.03 下落 1.02ドル台まで水準を切り下げ軟調。市場全体の上昇に対する出遅れが継続 📊 マクロ経済:本日の注目トピックス ① 雇用統計後も158円目前へ ドル円はアジア市場では158円50銭台で上値が重い状態が続き、米国で発表された7月雇用統計の弱い結果を受けて一時156円60銭台まで急落する場面も見られています。しかしその後はすぐに下げ幅を縮小し、158円目前まで値を戻す展開となりました。 ここで確認しておきたいのは、介入警戒感がありながらも円売り・ドル買いを促すファンダメンタルズ自体は変わっていないという点です。7月30日から31日にかけての日米協調介入、そして8月に入ってからの3営業日連続介入を経てもなお、ドル円は157〜158円台へ戻してきました。「介入は所詮時間稼ぎでしかない」という市場の見方が結果として裏付けられつつあります。 もっとも、いつ実弾介入が入ってもおかしくない状況に変わりはありません。本日の予想レンジは156円40銭〜158円50銭とされ、12日の米消費者物価指数(CPI)発表を控えて手控えムードが続く可能性があります。 ② 日経平均66,800円台へ急伸、お盆のボラティリティに警戒 7日の日本株式市場は日経平均株価が続落し65,606.71円(-0.12%)で引けましたが、内容を見ると市場の評価は個別に大きく分かれた一日でした。減益を発表した通信大手と市場予想を下回った検査装置大手が大きく値を下げた一方、業績見込みを上方修正した電線株の一角は大きく上昇しています。TOPIXは小幅上昇でプライム市場全体では値上がり銘柄数が優勢であり、値がさ株の下落が指数を押し下げた構図です。 そして本日10日、日経平均は66,800〜66,900円台と+2%前後の大幅高となっています。7日の米国市場で主要3指標が揃って反発しS&P500が最高値を更新したことを受け、前営業日に売られたAI・半導体株へ買いが戻りました。 ただし今週はお盆期間で取引参加者が減少します。売買が薄くなる分だけ値動きが大きくなりやすく、持ち高調整に向かう投資家も多いとみられます。方向感のある上昇というより荒い値動きを警戒すべき週と言えます。 ③ 米CPIと日銀 今週の最大の焦点は12日に発表される米消費者物価指数(CPI)です。7日の米債券市場では雇用統計を受けてFRBの追加利上げ観測が後退し、2年債利回りは一時7月中旬以来の低水準まで低下しました。金利先物市場では9月FOMCでの利上げ確率が低下した一方、年内の追加利上げ観測はなお残っています。ここで注意したいのは原油が上昇基調を取り戻している点で、CPIやPPIが再び物価上昇圧力を示せば金融政策を巡る見方は容易に反転し得ます。 国内では本日、7月金融政策決定会合の「主な意見」が公表されます。OIS市場では9月会合での利上げ確率が60%台半ばまで上昇し、10月会合までではほぼ完全に織り込まれる状況です。物価上振れリスクへの警戒が強く示されれば、9月利上げ観測がさらに高まり円高圧力となり得ます。加えて内閣改造や党役員人事を巡る報道も出ており、財政規律を重視する閣僚や党幹部の交代次第では財政拡張への思惑が強まる可能性も指摘されています。

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2026/08/10ビットコイン財務企業が1635BTCを売却、自由に動かせるのは325枚だけ
ビットコイントレジャリー企業のエンペリー・デジタルが、7月1日から8月6日にかけて1635BTCを1億220万ドルで売却しました。四半期報告書によると保有量は1279BTCまで減少しています。 このうち954BTCは3500万ドルの負債の担保として拘束されており、差し引きで自由に処分できるのは325BTCです。同社は上半期にも1167BTCを8010万ドルで売却し、5400万ドルの自社株買い、レポ枠の5000万ドル返済、マスターローン契約に基づく1000万ドルの返済に充てています。株式と売却代金のどちらがどの用途に対応するかは開示されていません。 借入契約は担保比率174%を目標とし、153%を下回るとマージンコール、143%を下回って12時間以内に是正できなければ清算があり得るとされています。同社は2月4日に576BTC、6月3日に186BTCを担保として追加で移転しました。6月末以降に2000万ドルを返済したことで貸し手から585BTCが返還され、担保は1539BTCから954BTC、負債は5500万ドルから3500万ドルへ縮小しています。 一方で、データセンター用不動産の取得が実現した場合には6210万ドルの追加拠出義務が生じる可能性があります。6月末の現金は制限付きを含めて370万ドル、運転資本不足は570万ドルでした。 経営陣は現金や営業活動、借入、ビットコイン売却などで1年以上の資金需要を賄えるとしていますが、売却はあくまで選択肢の一つとされ、担保面の圧力が続けば余裕の乏しい運営が続きそうです。 記事ソース:資料

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2026/08/10「監査済み」は安全の証明か?仮想通貨損失の5割が人的要因
仮想通貨のプロジェクトが掲げる「監査済み」の表示が、実際の検査範囲を超えた安心感を与えているとの指摘が出ています。スマートコントラクトの監査は限られたコードと期間を対象とする一方、利用者は組織全体の安全性が証明されたものと受け取りがちだからです。 象徴的なのが2025年2月21日のバイビットの事例です。イーサリアムのコールドウォレットからの送金で署名画面が改ざんされ、承認者は想定通りの送金先を見ていたにもかかわらず、実際には攻撃者に権限が渡っていました。損失は14億6000万ドルでFBIは北朝鮮の関与を指摘しています。 Safeは開発者端末の侵害が原因で、スマートコントラクトやフロントエンドのソースコードに脆弱性は見つからなかったと説明しました。 Oak Securityのステファン・ベイヤー氏による6月のプレプリントは、22社の監査による2万3818件の公開指摘と2022年1月から2026年3月までの218件のインシデント(推定損失77億6400万ドル)を比較しています。監査での指摘はロジックや業務ロジックが14.6%、コード品質が13.0%と上位でした。一方、損失額では秘密鍵の侵害が18億9400万ドル(24.4%)、フィッシングと人的操作が15億1100万ドル(19.5%)を占め、人的要因は全体の49.6%に達したとされています。 ただしフィッシングの被害額はバイビット1件が大半を占めるなど、少数の巨大事案が分類全体を左右する点には注意が必要です。同論文は監査業界の内部者による未査読の研究でもあります。それでも、監査対象のコミットや確認日、鍵管理や運用面の検証状況を明示する「成分表示」のような様式が必要だという主張には一定の説得力があるとされています。表示の言葉が検査範囲を正確に伝えられるかどうかが、今後の信頼性を左右しそうです。 記事ソース:資料

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2026/08/10仮想通貨ETFに1580億円流入、4カ月ぶり大きさ|BTC・ETH
米国に上場する現物型のビットコインETFとイーサリアムETFに、8月7日までの1週間で合計10億ドル(約1580億円を超える資金が流入しました。いずれも4月以来最大の週間流入で、規制された投資商品への需要が持ち直しています。 SoSoValueのデータによると、現物ビットコインETFの流入額は8億5354万ドルで約4カ月ぶりの大きさとなりました。週内はすべての取引日で流入超となり、月曜1億7009万ドル、火曜2億1149万ドル、水曜2億4442万ドルと積み上がった後、週後半は鈍化しています。4月24日の週の約8億2400万ドルを上回り、約9億9600万ドルを集めた4月17日の週以来の水準です。 ブラックロックのiShares Bitcoin Trust(IBIT)が約6億9300万ドルを集め、週間流入の8割超を占めました。イーサリアムETFも2億4494万ドルを集めて5週連続の流入となり、この間の合計は約5億6600万ドルです。月曜は1142万ドルの流出で始まりましたが、火曜以降は回復し、木曜には9215万ドルが入りました。iShares Ethereum Trust(ETHA)は約2億300万ドルで、こちらも8割超を占めています。 この流入は、コールドカードのハードウェアウォレットに関する脆弱性の公表から数日後に起きました。TRM Labsは7月30日以降、5200を超えるアドレスから約1816BTC、およそ1億1600万ドルが流出したと推定しています。 The bitcoin ETFs just clocked their best week in flows (about $1b) since April and the 3rd best week since the good ole days were ruined by the Silent IPO last Oct. IBIT, FBTC and few others saw inflows every single day since Coldcard hack, making it hard not to see causation in… pic.twitter.com/5GnmkvD5g4 — Eric Balchunas (@EricBalchunas) August 8, 2026 ブルームバーグ・インテリジェンスのエリック・バルチュナス氏はタイミングの一致に言及しつつ、直接の因果関係までは主張していません。自己保管と機関投資家向けカストディの選択が、改めて意識される局面になりそうです。 記事ソース:資料

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2026/08/09【今週のキオクシア】止まらない株価下落、”メタプラネット化”の指摘は本当?
今週のキオクシアホールディングスは投資家の注目を集める複数の大きな動きがありました。 2027年3月期第1四半期決算では売上収益1兆7,671億円、Non-GAAP営業利益率75.0%という過去最高の内容が発表された一方で、株価が上場来高値から6割近く低い水準にとどまるという懸念材料も浮上しています。さらに市場では1対3の株式分割と上限8,000億円の自社株買いへの期待も高まっており、まさに好材料と懸念材料が交錯する重要な一週間となりました。 今週のキオクシアに関する主要ニュース3点を詳しく見ていきましょう。 今週の注目ニュース キオクシアはメタプラネット化しているのか? キオクシアホールディングスが7月31日に発表した2027年3月期第1四半期決算は、売上収益1兆7,671億円、Non-GAAP営業利益率75.0%と過去最高の内容でした。それでも株価は、6月22日に付けた上場来高値112,700円に対して、なお6割近く低い水準にとどまっています。 ビットコイン(BTC)を積み上げるメタプラネットが最高値から8割超下げたまま推移している構図と、値動きの性格がよく似ているとの指摘が出ています。両社の高値とそこからの下落率を並べて整理します。 キオクシアの“メタプラネット化”を検証|止まらない株価下落の正体 株価一時5万円台回復 7日の東京株式市場でキオクシアホールディングスの株価が続落しています。寄り付き直後に一時5万円台を回復する場面があったものの、その後は売りに押されて一時44,000円台まで下落。その後48,600円付近まで価格を戻したものの、前日比1,010円安(-2.07%)の47,730円で本日の終値をつけました。 キオクシア、5万円台一時回復も2%安|株を抱える東芝は純利益30倍 キオクシアQ1決算まとめ キオクシアホールディングスが2026年7月31日、2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)の決算を発表しました。売上収益は1兆7,671億円と前四半期比76.2%増、前年同期比では415.5%増となり、Non-GAAP営業利益率は75.0%に達しています。 同日には1対3の株式分割と上限8,000億円の自社株買いも公表され、財務・還元の両面で節目となる内容が並びました。決算説明会資料をもとに業績の中身と今後の見通しを整理します。 キオクシアQ1決算まとめ|売上415.5%増、1対3の株式分割へ

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2026/08/08【今日の仮想通貨】AIのBTC脆弱性診断で6700件の指摘。赤字マイニング企業はAIに賭ける
8月8日、ビットコイン(BTC)の価格は1023万円前後で推移しており、イーサリアム(ETH)は約30.1万円、ソラナ(SOL)は約1.16万円で取引されています。世界の暗号資産時価総額は362兆円で、ビットコインのドミナンス(市場占有率)は約59.4%となっています。 Bitcoin price by TradingView 本日の注目ニュース AIのBTC脆弱性診断で6700件の指摘 AIを活用したセキュリティ検証キャンペーン「Bitcoin Red Team」は、開始から最初の55時間で425のプロジェクトを対象に6,700件の指摘を生成したと発表しました。うち1,029件が「高」または「重大」に分類されています。 8月6日の更新によるもので、実際のソフトウェア安全性への効果は報告されていません。 55時間で6700件の指摘、AIのBTC脆弱性診断はどこまで本物か BTC新提案「BIP-110」に期限迫る ビットコインは、ブロックデータを縮小する一時的なソフトフォーク提案「BIP-110」の期限に近づいています。現在のシグナル期間が終了すると、この提案を適用するノードは支持を示さないブロックを拒否するようになります。期間終了まで残り185ブロックとされています。 ビットコインに分岐リスク?新提案「BIP-110」に期限迫る 赤字マイニング企業はAIに賭ける ビットコインマイナーのCleanSparkが、会計年度第3四半期に前年同期比30.5%の減収と、4億9,720万ドルの利益から損失への転落を発表しました。 6月30日までの3か月の売上は1億9,860万ドルから1億3,800万ドルへ減り、2億5,740万ドルの利益が2億3,980万ドルの損失に変わっています。 赤字転落のBTCマイニング大手はAIに賭ける|長期負債17.8億ドル

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2026/08/08【今日のマクロ経済】米7月雇用「予想8万人増→2.3万人減」で利上げ観測後退
7月の米雇用統計が非農業部門雇用者数2.3万人減と、市場予想の8万人増を大きく下回る衝撃的な結果となりました。失業率は4.1%へ上昇し、7月末のFOMCで3人の当局者が主張していた早期利上げシナリオは大きく後退しています。労働市場の減速が数字として表れたことで、市場の関心はインフレ警戒から景気の先行きへと移りつつあります。 利上げ観測の後退を受けてS&P500は+0.62%と上昇し、終値ベースの史上最高値を再び更新しました。金利上昇懸念が和らいだ金(Gold)は+2%超の急騰で4,340ドル台と約7週ぶりの高値圏まで水準を回復しています。日経平均は前日までの急騰を受けた利益確定売りで小幅安。ビットコインは65,000ドル台を意識する動きとなりました。 📈 主要指標(8月8日) 銘柄 直近価格 トレンド 一言コメント S&P 500 7,757.64 上昇 雇用統計の弱さで利上げ観測が後退し+0.62%。終値ベースの史上最高値を再び更新 日経平均 65,606.71円 下落 前日までの急騰を受けた利益確定売りに押され小幅安。66,000円台は維持できず 金(Gold) $4,340〜4,363/oz 上昇 金利上昇懸念の後退で+2%超の急騰。約7週ぶりの高値圏まで水準を回復する強さ 原油(WTI) $76.7〜78.2/bbl 上昇 75ドル台からやや戻すも中東情勢の緩和期待が上値を抑え低位での推移が継続 BTC $64,300〜65,100 上昇 雇用統計後に上昇し65,000ドル台を意識。米金利低下がリスク資産全般を支援 ETH $1,900〜1,920 上昇 BTCに連動して1,900ドル台を回復。8月入り後の緩やかな戻り基調が続いている SOL $73〜75 保合い 73〜75ドルのレンジで方向感に乏しい動き。仮想通貨全体の改善に追随しきれず XRP $1.02〜1.04 下落 1.02〜1.04ドルへ水準を切り下げ軟調。市場全体の上昇局面で出遅れが目立つ 📊 マクロ経済:本日の注目トピックス ① 7月米雇用統計が2.3万人減、予想8万人増から大幅下振れ 7月の米非農業部門雇用者数は2.3万人の減少となりました。市場予想の8万人増から10万人以上も下振れした形で、失業率も4.1%へ上昇しています。今週前半まで市場を支配していたのは「原油高によるインフレ再燃で9月利上げがあるか」という論点でしたが、この一報でテーマは一気に景気減速へと切り替わりました。 背景を整理すると、7月31日のFOMCでは3人の当局者が「インフレ対応が遅れれば将来的により大幅な金融引き締めが必要になる」と警告し利上げを主張していました。しかし原油が90ドル超から75ドル台まで急落してインフレ圧力が緩んだところに、労働市場の弱さが重なった格好です。短期金利先物市場で織り込まれていた年内の利上げ観測は、さらに後退したとみられます。 ただし5日発表の7月ISM非製造業景況指数では価格指数が70.3と高止まりしており、企業の価格転嫁圧力そのものが消えたわけではありません。景気減速とインフレ圧力が同時に残る局面では、FRBの判断は一段と難しくなります。 ② 金が4,340ドル台へ+2%超の急騰、S&P500は最高値更新 雇用統計を受けて最も鮮明に反応したのは金でした。金利上昇懸念の後退により+2%超の急騰となり、4,340〜4,363ドル台と約7週ぶりの高値圏まで水準を回復しています。金利を生まない資産である金にとって、利上げ観測の後退は直接的な追い風です。 株式市場も同じ理屈で買われ、S&P500は+0.62%と上昇して終値ベースの史上最高値を再び更新しました。週を通じて見れば、原油急落と利上げ観測後退という2つの材料が重なった強い一週間だったと言えます。一方の日経平均は65,606.71円と小幅安。前日に+3.66%と2,343円高の急騰を演じた反動で、利益確定売りが優勢となりました。 なお個別材料では、Metaが児童のメンタルヘルス被害を巡る訴訟で約5億6,700万ドルの支払いと一部機能制限を命じられています。プラットフォーム規制の流れは、テック株のバリュエーションを考えるうえで中期的な論点として残ります。 ③ ホルムズ海峡の通航合意が最終段階へ 中東情勢では前向きな進展が報じられました。イラン側は、オマーンとの船舶通航ルートに関する合意が最終段階にあると発表しています。7月から市場を揺らし続けてきたホルムズ海峡封鎖問題が、実務レベルで解決に向かう可能性が出てきました。原油が76〜78ドル台の低位で安定しているのは、この期待を織り込んだ結果です。 ただし完全解決と見るのは早計です。米国側の立場や封鎖関連の要素はなお不透明で、交渉の「場外」では双方の威嚇も続いています。加えてイエメンではフーシ派の攻撃で少なくとも30人が死亡し、サウジアラビア・トルコ・パキスタンの3カ国が「一国への攻撃は三国全体への攻撃とみなす」共同防衛協定に署名するなど、地域の安全保障枠組み自体が流動化しています。原油供給リスクが構造的に消えたわけではありません。

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2026/08/08仮想通貨ETFの裏側に変化、1日100億ドルの新勢力がSEC登録
大手仮想通貨マーケットメイカーのWintermuteが、米国証券市場での足場を確保しました。子会社のWintermute USA LLCが米証券取引委員会(SEC)にブローカーディーラーとして登録され、金融取引業規制機構(FINRA)の会員になったと発表しています。 これによりデジタル資産の上場商品(ETP)で指定参加者(AP)を務める道が開けました。自己勘定での株式・株式オプション取引、取引所や店頭市場への流動性供給、自己勘定分のデジタル資産証券取引の自己清算も可能になります。ただし顧客向けの仲介やカストディは今回の登録に含まれていません。 同社は1日平均100億ドル超の取引を扱い、60を超える中央集権型・分散型取引所に流動性を供給しています。国際部門はFidelityのWise Origin Bitcoin Fundなどに流動性を提供する一方、AP役はJane Street CapitalやVirtu Americasが担ってきました。BlackRockのトークン化マネー・マーケット・ファンド「BUIDL」のスワップでも、ホワイトリスト参加者として気配を提示しています。 2025年7月にビットコインとイーサリアムのETPで現物による設定・償還が承認され、両市場をつなぐ基盤の価値は高まっています。もっともAPには通常、証券保管振替機関(DTC)の参加者資格と販売会社との個別契約が必要です。発行体からの正式な指名が、次の具体的な節目になりそうです。 記事ソース:資料

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2026/08/08ビットコイン購入の原資は増資?保有8002枚の採掘企業の実態とは
American Bitcoinが第2四半期に約932BTCを採掘し、6,701万5,000ドルの売上を計上しました。6月末の保有は8,002BTCです。もっとも上期のキャッシュフローを見ると営業活動で6,379万5,000ドル、デジタル資産の購入で6,531万6,000ドルの現金が使われており、準備金戦略が自己資金で回っているとは言えません。 資金の中心は株式発行でした。上期のATM(市場価格発行)による純収入は1億4,408万8,000ドルで、775万5,671株のクラスA株を売却しています。うち第2四半期は215万1,127株・3,358万5,000ドルでした。開示された現金支出の合計1億2,911万1,000ドルと比べると、流動性を支えたのは主に増資だったことが分かります。 一方、枚数ベースでは採掘の寄与が大きく、3月末からの増加約981BTCのうち932BTCが採掘分で約95%にあたります。株式数の増加3.12%に対し保有は13.97%増え、1株当たりのサトシは10.52%改善しました。ただし1BTC当たり収入約7万1,900ドル、コスト3万6,500ドルという指標の原価には、2,823万7,000ドルの減価償却費が含まれていません。 GAAPベースの純損失は5,715万1,000ドルで、7,117万8,000ドルのデジタル資産評価損が主因です。これらは非現金項目として調整されるため、損失額がそのまま資金流出を示すわけではありません。また保有のうち3,090BTC(38.6%)はBitmainとの採掘機購入契約で制限され、3億7,168万7,000ドルの負債が計上されています。 記事ソース:資料

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2026/08/08思考をAIに直接送る?元OpenAI研究者が挑む「テレパシー」開発とは
OpenAIでアライメント研究に携わっていたNaomi Bashkansky氏が、7月23日に同社を退職し、翌日にConduitへ創業研究者として加わったと明らかにしました。同社では、非侵襲的に取得した神経記録をAIエージェントへの指示テキストに変換するモデルの開発に取り組むとしています。本人はこの目標を「テレパシー」と表現しています。 OpenAIには約1年半在籍したといいます。8月4日に公開したエッセイでは、2027年にヘッドバンドが大まかな意図をAIコーディングエージェント向けのプロンプトに変換できると予測しました。さらに2030年にAIが神経表現を直接扱い、2035年には読み書き双方向の技術が実現するとしています。本人はこれらを楽観的な見通しと位置づけています。 Conduitは2025年12月の説明で、数千人から約1万時間の神経・言語データを収集したとしています。参加者はマルチモーダルのヘッドセットを装着し、言語モデルとのセッション中に入力や発話、読み書きを行いました。ただし公開されたのは少数のゼロショット例のみで、総合的な性能指標や評価手順、第三者による再現は示されていません。 Metaは6月、Brain2Qwertyの最新版が平均単語精度61%、最良の被験者で78%に達したと報告しました。723人を対象としたNature Communicationsの研究でもデータ量に応じて精度は向上したものの、50語の比較で上位1件の正解率は20%にとどまり、著者らは実用的な非侵襲の脳→テキスト変換は未解決の課題としています。 記事ソース:資料














