リップル(XRP)が1ドル割れ|トランプ氏勝利以来の安値水準
よきょい

リップル(XRP)が1ドルの節目を割り込み、一時0.99ドルまで下落しました。2024年11月にドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利して以来の安値水準です。XRPは選挙から2週間足らずの2024年11月16日に初めて1ドルを超え、2025年7月には3.42ドルの高値をつけましたが、その後の相場全体の低迷で上昇分の多くを失っています。
デリバティブ市場では建玉が戻る一方、売り圧力が強まっています。CryptoQuantによると、バイナンスのXRP建玉の7日変化率は8月1日の約マイナス13%から8月11日には7.4%へ転じました。しかし同じ期間に、成行の買いと売りの差を示すCVDは無期限先物でマイナス2億5100万ドルからマイナス3億4950万ドルへ悪化しています。コイングラスの集計では、建玉を持つ口座の54.3%が売り持ちとされています。
流動性の低下も懸念材料です。コイングラスによると、XRP先物の建玉は約26億9000万ドル、24時間の売買代金は約21億7000万ドルで、1月5日の59億3000万ドルから大きく縮小しています。ある市場関係者は、板が薄いため400万ドル程度の売り注文でも95セント付近まで値を押し下げ得ると指摘しており、これはあくまで観測に基づく試算とされています。
8月9日には、リップル基盤(XRP Ledger)とCoreumをつなぐブリッジのアカウントから、94回の送金で19万9916XRPが新規ウォレットへ流出する事案も起きました。調査を行ったXRPL.toは、原因はリップル基盤自体ではなく仲介ソフトの不備にあると結論づけています。一方で米国上場のXRP関連商品は4か月連続で資金が流入し3億ドル超を集めており、市場構造と機関投資家の動きの乖離が続きそうです。

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