最大報酬1億$ASTR!Soneium上のポイントキャンペーン 「Astar Contribution Score」AMAレポート
boarding bridge

執筆:MARU
Astar NetworkとSoneiumのエコシステム内での重要な取り組みである「Astar Contribution Score(ACS)」のAMAを、CryptoTimes公式コミュニティboarding bridge(bb)にて開催しました。
今回のAMAでは、ACSの仕組みやその意義、ユーザーにとってのメリット、さらにAstarエコシステムにどのような影響を与えるのか、その可能性について伺いました。
以下はAMAの内容を要約したものです。
AMA概要
日時:2025年2月26日(水)22:00
場所:bb Discord & X Space
Giveaway:
・$ASTR 100ドル相当 × 4
・2,500 UUU points (≒$50) from @UneWeb3 × 4
・Flower Moon Chests from @EverMoon_nft × 20
・Volnir NFTs from @SuperVol_io × 10
・PFP NFT WL from @SonovaNFT × 5
最大報酬 1億$ASTR!Soneium上のポイントキャンペーン
「Astar Contribution Score」のAMAを開催✈️⏰ 2月26日(水)22:00
🎁 Giveaway:
・$ASTR 100ドル相当 × 4
・2,500 UUU points (≒$50) from @UneWeb3 × 4
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・Volnir NFTs from @SuperVol_io… pic.twitter.com/QLvXQUOJwd— boarding bridge (@bb_jpdao) February 19, 2025
スピーカー
・渡辺創太 | Startale Gruop
・Cody Muro | Startale Gruop
・Tatsu | Startale Gruop
・Aki | boarding bridge
・ADMEN | boarding bridge
(敬称略)
質問トピック
自己紹介
Startale Gruopの渡部創太です。経歴としては、慶應義塾大学経済学部を卒業後、インド・ロシア・中国・アメリカでインターンシップを経験しました。その後、2018年にシリコンバレーのブロックチェーンスタートアップ『Chronicled』に就職し、日本へ帰国後は東京大学大学院のブロックチェーンイノベーション寄付講座の共同研究員を務めました。現在は、Astar Network、SoneiumやStartale Cloud Servicesを開発しているスタートアップ、Startale Gruopを創業し、ニューヨークを拠点に活動しています。
Startale Groupでマーケティングを担当しているCodyです。具体的には、Astar Network、SoneiumとAccount Abstractionを開発しているStartale Cloud Servicesのマーケティングを担当しています。
Startale Gruopで事業開発を担当している、Tatsuです。Astar NetworkやSoneiumのエコシステム内で、さまざまなアプリとの連携を推進しています。特に、コンシューマー向けサービスやゲーム領域のビジネス開発を担当し、Astar Networkのユースケースを広げるための取り組みを行っています。
boarding bridgeのADMENです。CryptoTimesでメディア編集長を務めており、ブロックチェーン業界の情報発信に力を入れています。Astar NetworkについてはPlasm Network時代から追いかけており、長年にわたってその成長を見守ってきました。だからこそ、今回のAMAを楽しみにしていました。そして、創業者の渡部創太さんと直接お話しできることに、とても嬉しく思っています。
Astar NetworkとSoneium、およびACSキャンペーンについて紹介してください
Astar Networkは、Polkadotのパラチェーンとしてスタートしたレイヤー1(L1)ソリューションですが、現在はAstar L1とSoneiumを含むSuperchainエコシステムの一部として、Web3のマスアダプションを推進するコレクティブとなっています。
Soneiumは、Sony GroupとStartale Gruopの合弁会社であるSony Block Solutions Labsが開発するEthereumレイヤー2(L2)ソリューションです。OptimismのOp Stackを利用して構築されており、Superchainエコシステムの一部として統合されています。すでにOpensea、Uniswap、AAVE、Velodromeといった著名なプロジェクトや、Chainlink、Alchemyなどの主要インフラをオンボーディングしており、ローンチからわずか1ヶ月で250万ウォレットアドレス、2,500万以上のトランザクションを記録するなど、急速に成長しています。
今回お話しするAstar Contribution Score(ACS)キャンペーンは、Astar NetworkとSoneiumが共同で開催している取り組みで、Soneium上におけるASTRのエコシステムアセットとしての役割を強化することを目的としています。
ACSは、Soneiumエコシステム内でのユーザーの貢献度をスコア化し、それに応じてASTRをリワードとして付与する仕組みです。現在、30以上のプロジェクトがACSに参加しており、対象となるSoneium上のアプリを利用することで、ACSポイントを獲得できます。キャンペーンは2024年2月20日に開始され、5月30日までの100日間にわたって実施されます。Astarのオンチェーントレジャリーから、総額1億ASTRがリワードとして割り当てられています。
Astar Networkは2019年にプロジェクトをスタートし、当初はPolkadotのエコシステムから始まりました。これは、Ethereumの市場規模が非常に大きく、競争が激しいため、自社が勝てるマーケットを選択したためです。しかし、現在はEthereumのL2であるSoneiumを展開し、Astarのユーティリティをさらに拡大しています。すでに約40億ASTRがAstarエコシステム内で活用されており、今後もその成長を加速させていく方針です。
引用元:ACSユーザーガイド
今後の計画や注目ポイントを教えてください
現在お話しできるAstarおよびSoneiumのロードマップの中で大きな要素の一つは、「Astar Evolution Phase 2」です。昨年8月に「Astar Evolution Phase 1」として、Astar zkEVMをSoneiumへ移行することが発表されました。次にPhase 1.5では、ASTRトークンをSoneiumやSuperchainのコレクティブアセットとして活用し、Superchain内でのOptimismトークンのように、ASTRのユーティリティを拡大していきます。そして、Phase 2は今年中に方向性が明確化される予定で、現在最終調整が行われています。こちらは1年前から計画していた内容を基に進めていますので、続報を楽しみにしてください。
Astarはエコシステムの拡大を続けるSoneiumを出発点に、Optimism Superchainエコシステム内で、CoinbaseのBaseやUniswapのUnichainといった大手プロジェクトに進出する計画を立てています。これにより、Astar L1単体では実現できなかった大規模なエコシステム拡大の機会を得ることができ、Astarの戦略は極力Soneiumに合わせていくことになります。その一環として、Evolution Phase 2は非常に重要なステップとなります。
将来的にブロックチェーンプラットフォームは、GoogleやAppleのように数本しか残らないと考えており、その中でどのように舵を取っていくかを日々意識して取り組んでいます。Soneiumをローンチできたことは非常に大きな意味を持ち、その結果として業界からの評価も大きく変わりました。もし世界のTOP3に入るような成果を挙げることができれば、業界からの見方も大きく変わります。日本は多くの技術分野で遅れを取っていますが、ブロックチェーンにおいて実績を出すことができれば、歴史的にも素晴らしい成果となるでしょう。
引用元:Astar blog (Astar Evolution)
ACSキャンペーンの目的や報酬設計を教えて下さい
ACSキャンペーンの目的は、ASTRをSoneiumエコシステムに深く浸透させ、Soneium上でのトークンユーティリティを拡大し、ホルダーを増加させることです。Soneiumにはネイティブトークンが存在しないため、Soneium上のプロジェクトとの連携を強化することで、ASTRを重要なエコシステムアセットとして確立していきます。実際、ACSではASTRが優遇される設計となっており、ポイント倍率を活用することで、ACSに参加する際にASTRを使ってより効率的にACSポイントを集めることができます。
今回のキャンペーンでは、1億枚のASTRが参加者へのリワードとしてオンチェーントレジャリーから割り当てられ、最大10億ACSポイントが配布される予定です。配布設計の内訳は以下の通りです:
- 70%は、TVL(Total Value Locked)ベースで配布され、流動性提供者や活発な参加者が貢献に応じて報われる仕組み
- 26.5%は、プロジェクト裁量で配布され、ACSに参加しているプロジェクトが指定するアクションを達成することでACSを獲得
- 2.5%は、Soneium SparkのWinner5プロジェクトが開催したPre-Depositキャンペーン参加者
- 0.5%は、Soneium Meme SparkのMemeコンテスト
- 0.5%は、アドホックイベント
このキャンペーンはコミュニティ主導で企画・開催されており、リワードとしてアロケーションされた1億ASTRはガバナンス投票を通じて承認されています。また、キャンペーンのパラメーターや方針にも、コミュニティでの議論が反映されています。
プロジェクト裁量の配布分としてアロケーションされるACSは、10日間を1シーズンとし、10シーズンで構成される周期で各プロジェクトの貢献度を評価し、それに基づいて配布分が調整されます。また、StakeStoneやLidoのようなリキッドステーキングトークンを通じてASTRを使用することが可能で、プロジェクトによってその使い方が異なります。例えば、本AMAで紹介される4つのプロジェクトでは、NFTマーケットプレイスで二次取引を行ったり、ASTRトークンを使ってAIエージェントにTIPを払うなどの取り組みにより、報酬としてACSを獲得することができます。このように、Soneiumチェーン上のプロダクトにASTRを活用してもらうことが目的となっています。
How to Earn ACS?
▶️ TVL-based allocation (70%) – The more value you lock, the more ACS you earn. TVL-based rewards ensure deep liquidity is rewarded.
▶️ Discretionary allocation (26.5%) – Supporting consumer apps, gaming, and DeFi? You’ll get a share of the rewards.
▶️ Strategic…— Astar Network (@AstarNetwork) February 20, 2025
Soneium上の各プロジェクトについてご紹介してください
Evermoon
Evermoonは、Web3技術を活用した次世代の5v5マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)ゲームです。従来のMOBAの高速アクションに加え、ブロックチェーンによるゲーム内アセットの真の所有権やプレイヤー主導の経済を実現。Web2プレイヤーでもスムーズに楽しめる設計になっており、以下の特徴を持っています。
- NFTによるゲーム内アイテムの所有権(ヒーロー・スキンなど)
- ダイナミックなPlay to Earnモデル($EVMトークン報酬)
- マーケットプレイスでのアイテム取引(季節ごとの限定アイテムも)
- フィアット決済対応で簡単アクセス(クレジットカードなど)
- グローバルトーナメント&シーズンイベント
以下のアクティビティを通じてACSリワードを獲得できます。
- デイリーチェックイン:Axolt’s Escape(テレグラムゲームにチェックイン)
- トップアップ:Axolt’s Escape
- チップ贈呈:AI Vtuber(ASTARを使用)
- トップアップとは?
- ゲームやアプリケーションにお金やクレジットを追加すること
AMAリワードとしては、以下の報酬が用意されています。
- 20個のフラワームーンチェスト
- 限定報酬:$EVMエアドロップ、ヒーローNFTカプセル、ヒースキンNFTカプセル、バナー、HPバー、死亡/キルエフェクト、リコールエフェクト、トレイルエフェクト、フロアスプレー、エモート、PFP&フレームNFT
引用元:Evermoonゲーム画面
Sonova
Sonovaは、SoneiumのネイティブNFTマーケットプレイス及びローンチパッドです。Soneiumブロックチェーン上のNFTコレクションの中心的ハブとして位置づけられ、Neo Tokyo Punksなどの主要NFTコレクションがローンチされる予定です。
以下のアクティビティを通じてACSリワードを獲得できます。
- SonovaでのNFTのミントおよび取引にポイントが付与
- シーズン1ではSonovaでローンチされたNFTコレクションのホルダーにACSポイントを配布
- 各コレクションの倍率は以下の通り:
- Sonova genesis:10倍
- NEO TOKYO PUNKS 3rd KV:1倍
- Astar Expansion Soneium Genesis:3倍
- Astar Expansion Soneium Premium:10倍
- Introducing NUU$HI:10倍
- Sonova ACS edition:10倍
- シーズン2ではASTARトークンを使った取引量などのマルチプルが加わりポイントが付与
AMAリワードとしては、以下の報酬が用意されています。
- 次回のPFPコレクションのホワイトリスト5枠
UneMeta
UneMetaは、IPを中心としたコミュニティレイヤーを構築するWeb3プラットフォームです。日本の有名アニメIPとの提携実績を多数持つ唯一のプラットフォームであり、現在210万人の登録ユーザーと80万人の月間アクティブユーザーを擁しています。また、Soneiumの主要インキュベーションプロジェクトとして、数多くの競合をリードしています。
以下のアクティビティを通じてACSリワードを獲得できます。
- Astar Network × UneMeta × Soneium サインインイベント
- デイリーサインイン、友達招待、ソーシャルタスク、$ASTR SUくじチケットなどを通じてSUポイントを獲得
- リーダーボード上位200名には、獲得したSUポイントに基づきACSを付与
AMAリワードとしては、以下の報酬が用意されています。
- 合計10,000 UUUポイントを4名に配布
SuperVol
SuperVolは、ゲーム感覚で楽しめるオプション取引を提供するプロジェクトです。個人投資家向けに、暗号資産取引をシンプルで楽しい体験にすることを目指し、特にオプション取引の心理的ハードルを下げることに重点を置いています。
以下のアクティビティを通じてACSリワードを獲得できます。
- SuperVolへの入金および取引
- 金額ではなく回数ベースでポイントが付与されるため、誰でも参加可能
AMAリワードとしては、以下の報酬が用意されています。
- SuperVol専用のメンバーシップNFT「Volnir NFT」
- Volnir NFTの保有者には取引特典が付与される予定
今からACSを貯め始めても遅くはないですか?
全く遅くありません。ACSは開始からまだ1週間ほどであり、全体で100日間にわたって実施されるため、今からでも十分に参加可能です。さらに、新たに参加するプロジェクトもあるため、これからのチャンスも広がっています。また、ACSの特徴として、10日間を1つの区切りとし、Astar側が各プロジェクトのパフォーマンスを評価してアローケーションを調整する仕組みを採用しています。
BOT対策を行っていますか?
複数アカウントを作成するメリットがない設計になっているため、BOTによる影響は限定的です。ただし、ACSには大きく分けて2つのポイント配布方法があります。一つはユーザーがロックしているトークン量に応じて発行されるもの。もう一つはプロジェクト側が条件を設定して配布するものです。後者に関しては、条件としてトランザクション量を基準にしている場合、BOTが大量に取引を行う可能性は否定できません。
キャンペーン終了後のAstarとSoneiumの予定は?
キャンペーンは5月末まで続き、その後SoneiumとAstarの連携強化が重要なテーマになります。Soneiumの目標は「Web3をメインストリームにする」ことで、その方向に向けた施策が検討されています。
まとめ
今回のAMAでは、Soneiumの急成長やAstarとの関係、ACSキャンペーンの狙いについて詳しく語られました。SoneiumはOptimismの技術を活用したEthereum L2で、既に主要プロジェクトが参入し、ユーザー数と取引量が急増しています。ACSキャンペーンは、Soneium上でASTRのユーティリティを強化し、貢献度に応じたリワードを提供する取り組みです。今後はAstar Evolution Phase 2を通じて、AstarとSoneiumの統合がさらに進む予定であり、Optimism Superchainエコシステム内での影響力拡大が期待されます。
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