CT Analysis 『Uniswap v3の商用ライセンス失効の影響と直近の戦略分析』レポートを無料公開
Crypto Times 編集部
CRYPTO TIMESが提供するリサーチレポートコンテンツ『CT Analysis』が『Uniswap v3の商用ライセンス失効の影響と直近の戦略分析』を無料公開しました。
過去には、90本以上の業界レポートを無料で配信していますので、こちらも是非CT AnalysisのWebサイト (https://ct-analysis.io/)よりご確認ください。
以下のリンクよりCT Analysisにアクセスいただくことで、Uniswapに関するレポートをご覧いただけます。
目次
『Uniswap』レポートに関して
今回のレポートは、2023年4月1日に商用ライセンスが失効し、オープンソースのGPLライセンスへの移行を迎えるUniswap v3に関する内容となります。
Uniswap v2では、フォークプロジェクトによるヴァンパイアアタックが多発し、Sushiswapのようなプロジェクトが多数誕生しましたが、本レポートではライセンス移行後Uniswapに勝ち筋はあるのかという観点で分析・考察を行なっています。
Uniswap v3のライセンス
Uniswapでは現在、v1, v2バージョンにはGPLライセンス(General Public License)、v3バージョンには、BUSL-1.1(Business Source License 1.1)が適用されています。
前者のGPLライセンスは、ライセンスをソースコードに明記することで、コードを自由に利用することができる一方で、後者のBUSLライセンスでは、コードの利用にUniswapのガバナンス提案を通過させる必要があります。
v3のBUSLライセンスは、2023年4月1日に失効を迎え、GPLライセンスへと移行することが明記されており、4月1日以降はv1, v2同様にライセンスを明記することで、誰もがv3のソースコードを利用することができるようになります。
これまでUniswapはv3バージョンのリリース以後、v3の集中流動性によりEthereum他、展開ネットワークで多くの取引高を獲得してきましたが、ライセンスがGPLへと移行することで、Sushiswapのようなv3のフォークプロダクトが登場する可能性があります。
直近のEthereum上でのDEXのドミナンス
レポート内で取り上げているDEXのデータに注目すると、Ethereum全体のDEXのTVLにおけるUniswapのドミナンスは37%程度となっている一方で、取引高ではこの63%ほどがUniswap上で発生した取引となっています。
このことから、Uniswap v3はTVL以上に取引高を生み出しているということが分かり、今後他のDEXがv3バージョンを採用することで、これまでv3でUniswapが獲得してきた取引高のシェアを奪い去る可能性が生まれます。
PancakeSwapでは、4月の第1週にv3バージョンの展開を発表しており、これがUniswap v3のモデルを採用するかどうかは明記されておらず定かではないものの、今後DEX系のプロジェクトがv3のフォークをプロダクトに取り込んでいく可能性は十分に考えられると推測しています。
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v3のフォークは有効な戦略な可能性がある
レポート内では、Uniswapの競合に相当するプロダクトの機能性比較や資金調達状況、トークン、エコシステムなど様々な観点から、各プロダクトの現状を整理し、その上でv3のフォークの有効性について比較・考察しています。
考察としては、新規に登場するプロダクトがv3のフォークであった場合、Uniswapではネイティブで流動性提供者に対してインセンティブを付与していないことから、CurveのveトークンやGMXのようなesトークンを採用するv3系の新規プロダクトというケースにおいて、ヴァンパイアアタックが有効であると結論づけています。
一方で、$170M以上の資金調達や4.3億UNI相当のコミュニティトレジャリーの割り当てを持つUniswapは、ランウェイや投下可能資金という観点ではフォークプロダクトを遥かに凌駕しており、ウォレットやNFTマーケットプレイスなど垂直なプロダクト展開がトレンドとなるDEXのランドスケープにおいては、資本力で競合の追随を許さない状況になるのではないかと考えています。
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