仮想通貨業界が大注目のジブラルタルってどんな国?なぜ注目されるのかまとめてみた
   公開日 : 2018/11/21

仮想通貨業界が大注目のジブラルタルってどんな国?なぜ注目されるのかまとめてみた

ユッシCRYPTO TIMES公式ライター

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みなさんはジブラルタルという国を知っていますか?

今年開催されたカンファレンスBlockShow Europe 2018で「ブロックチェーンプロジェクトを立ち上げるのに最も適しているヨーロッパの国ランキング」でジブラルタルはスイスに次いで2位に選ばれたそうです(3位はマルタ)。

今回はそんな仮想通貨業界注目の国であるジブラルタルについての紹介記事です。

「ジブラルタルはどのような国なのか」「何故ブロックチェーン業界に適している場所なのか」など調べてわかったことをみなさんと共有したいと思います。

それではジブラルタルについて紹介していきます!!

ジブラルタルについて

ジブラルタルはスペイン南のイベリア半島にあるイギリスの海外領土です。

人口は約3、4万人で総面積は6.5km2程で、ディズニーランド13個ほどの広さで自転車であれば数時間で国を一周できてしまうとても小さな国です。

ジブラルタルの有名なものと言えば、国の真ん中にそびえ立つザ・ロックや、道路と滑走路が交差している「世界一危険な空港」と言われるジブルタル空港などがあります。

ジブラルタルはスペインと陸続きでほとんどスペインの中にあるような感じですが、国内の雰囲気はイギリスの情緒溢れる町並みが広がっているとても不思議な国のようです。

ジブラルタル海峡を挟んで、アフリカ大陸のモロッコまで14kmで行けるためアフリカへの玄関口として利用されているようです。

なぜジブラルタルなのか

さあ、ジブラルタルがどのような国か分かっていただけたところで、今回の記事のメインテーマである「なぜジブラルタルが仮想通貨関連企業に適しているのか」をお伝えしていきます!

規制がいち早く整う可能性がある

ジブラルタルでは仮想通貨、特にICOに関する規制を決めるための動きが他国よりも進んでいます。

今年3月にジブラルタル政府が発表した文書では

「ジブラルタル法またはEU法の元ではトークンは、所有者が将来のネットワークにアクセスしたり、将来のサービスを利用する権利を与える製品の事前販売を表しているもので、トークンは有価証券ではなく、商業的な商品である」

と定義が発表されています。また、同文書では2018年末までに仮想通貨関連の規制をまとめる方針であることが明かされています。

オンラインゲーム分野での実績がある

ジブラルタルは実は世界のオンラインゲーム界の中心地なんです。

iGamingという分野があります。これはオンラインのカジノ、ビンゴ、宝くじなどを含む分野ですが、ジブラルタルはその中心地になっているんです。

日本人にとってオンラインカジノはグレーゾーンなのでみなさんはあまり聞き馴染みはないかも知れませんが、世界の名だたるオンラインカジノ企業(Stan James、William Hill 、888 Holdings)がジブラルタルに拠点を置いています。

iGaming、特にオンラインカジノという規制を上手にかけるのが難しい分野でジブラルタルは成功しているという実績があります。

ジブラルタルは将来のブロックチェーン産業をサポートするために必要なリソースを備えたハイテク産業の開発経験があるだけでなく、新しい業界を評判良く収益性の高いものに育てる力があるとされています。

税率が低い

ジブラルタルは、スイスなどと同じくタックスヘイブンと呼ばれる地域です。

スイスのクリプトバレーと呼ばれているツーク市では、法人税が14.6%となっており日本の約30%と比べてだいぶ低い税率になっています。

しかし、ジブラルタルはこのスイスの低い法人税の数値を下回り現在約10%とされています。

動きが早い

ジブラルタルは、冒頭の紹介でも書きましたが人口が3.4万人です。

仮想通貨、ブロックチェーン業界のように新しい制度を整えていく必要がある分野の場合、日本のように1億3000万も人口がいる国とはスピード感が違います。

ジブラルタルはどの国もよりスピーディーに仮想通貨、ブロックチェーン業界に合った法制度を整えることができるのです。

国が積極的

ジブラルタルは国が仮想通貨業界に積極的です。

GSX(ジブラルタル証券取引所)は、QUOINEとも提携しているGBX(ジブラルタルブロックチェーン取引所)を運営しています。

日本で言うところの東証が、仮想通貨取引所を運営しているようなものと捉えてもらうとジブラルタルの状況がイメージしやすいと思います。

GBXはEUが認可した証券取引所が運営する、世界初の認可、規格化されたトークン販売プラットフォーム及び仮想通貨取引所を目指している取引所として注目されています。

ちなみにGSXグループは、QUOINEのLIQUIDのメインパートナーとして参加しています。

まとめ

日本人にはあまり馴染みのない国ジブラルタルについてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。

なぜジブラルタルという国がスイスやマルタと並んで仮想通貨関連企業が進出を目指す国なのか分かっていただけたと思います。

まだまだグレーな部分が多い仮想通貨業界では、いち早く明確な規制を定義し、示してくれる可能性があるジブラルタルに多くの企業が注目するのは当然だと思います。

せっかく上手くいっていた事業が、後から決まった規制によってダメになってしまうなんて嫌ですもんね。

日本でも早く仮想通貨に関する規制が明確に定まって、事業が発展してほしいですね。

今回はジブラルタルについて紹介しましたが、Crypto Timesではマルタに注目した記事も掲載されているのでこれを機に是非読んでみてください!

最後までよんでくださってありがとうございました!

参考文献:Hassansbitlifebet365coindesk

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