マルチシグウォレットのGnosis Safeが独自トークン $SAFE を対象者にエアドロップ
2022/08/19・
Crypto Times 編集部

ニュース
マルチシグウォレットを展開するGnosis SafeがSAFEトークンのローンチを発表を行いました。
今回の発表はForumのプロセスGIP-29から開始されており、GIP-29では下記のような提案が行われていました。
- Gnosis Ltd から Gnosis Safe プロジェクトをスピンオフ
- 独立した SafeDAO の確立を通じて、Gnosis Safe エコシステムとインフラストラクチャを管理するための SAFE トークンを作成
- 独立した Safe Foundation をスイスに設立して、戦略的なオフチェーン資産 (IP、Github リポジトリ、戦略的投資) を保護し、SAFE トークンを発行し、Gnosis Safe エコシステムを促進
さらに、直近では1kxやTiger Globals, Digital Currency GroupなどからGnosisDAOが130億円にも登る資金調達を発表したこともあります。
今回のGnosis Safeが発行するSAFEを配布するのは下記を目標としているとしています。
- 分散化 : SAFEガバナンスは、トークンが広く分散された場合に最も恩恵を受ける。
- 報酬の使用 : よりアクティブなユーザーは、よりアクティブでないユーザーよりも多くのトークンを受け取る必要があります。
- 過去の利用実績には報酬を与えるが、将来的に積極的にガバナンスに参加する可能性のあるアカウント、つまりSafeに関心を持っているアカウントを優先
- プロジェクトおよびDAOとしてのSafeの認知度向上
- 受取人は「意味のある」量を得るべきで、つまりユーザーはそれを気にかけるべきで、請求のためのtx手数料によって、自分に割り当てられたSAFEトークンを請求することが経済的に不利にならないようにすべき
- オーナーシップ長期的には、Safeはコミュニティ主導のプロジェクトになることを想定しています。自分たちが使う製品の一部を自分たちで所有することは、大きな力になります。
今回のエアドロップの配布基準として、GIP-29のフェーズ2(2022年2月9日)以前に作成されたGnosis Safeのアカウントのみが対象で、2回以上のアクション、もしくは10ETHを経時的に保存しているアカウントが対象となります。
今回のエアドロップの対象者は1ウォレットあたり最低400SAFEとなっており、各種データは下記のとおりです。
- GIP-29以前に作成されたアカウント : 45,025
- 内10,453 件は一度も取引されていないアカウント
- SAFEを割り当てたアカウント:21,935
- 1アカウントに割り当てられるトークンの最大数:129,339.85個
- アカウントに割り当てられるトークンの最小数:438.30個
- アカウントに割り当てられたトークンの平均数: 2279.46個
- アカウントに割り当てられたトークン数の中央値: 1,325.99個
エアドロの対象者かどうかは、こちらのSpreadsheetで確認が可能です。
記事ソース : Gnosis Forum