BTC保有者の47%が含み損、6万6000ドル回復も本格反発か疑問

2026/07/23・

よきょい

BTC保有者の47%が含み損、6万6000ドル回復も本格反発か疑問

ビットコインが6月上旬以来となる6万6000ドルを回復し、直近の下落局面で生じた損失の一部を取り戻しつつあります。ただし出発点は価格が示す以上に弱く、ヴァンエックのデータによれば、過去1カ月に売却した投資家は利益より損失の実現が大幅に上回っていました。ネットワーク全体の含み損は時価総額のおよそ16%に相当し、含み益状態にある流通供給量は53%と、4年平均の76%を大きく下回っています。

現物市場の動きは依然として薄い状況です。過去30日間の1日あたり平均現物出来高は約51億ドルで、2019年以降の平均72億ドルを約29%下回りました。成行の売り注文は買い注文を1日平均で約7000万ドル上回り、直近1週間では5900万ドルに縮小したものの、歴史的な平均である約2100万ドルを大きく超えています。夏場の季節要因もあるとみられますが、買い手が本格的に戻る前に反発が始まった構図とされています。



デリバティブ市場でも慎重な姿勢が続いています。直近1カ月のプット・オプションのプレミアムはコールを約50%上回り、プット・コール比率は1.49と2021年以降で約1割の期間しか到達していない水準に達しました。無期限先物の建玉は2カ月前の357億ドルから294億ドルへ減少しています。一方で長期保有者は動かず、1年以上動いていないビットコインは1220万BTC、流通量の60.8%を占め、半年以上動いていない分を含めると約78.5%に達します。

需要面では米国の現物ビットコインETFが6営業日連続で純流入となり、合計9億3000万ドル超を集めました。5月上旬以来の長さですが、直前の30日間に約4万10BTC(約24億ドル)が流出していたことを踏まえると、規模はなお限定的です。

マイケル・セイラー氏率いるストラテジー(旧マイクロストラテジー)も同期間に約2343BTCを追加しています。今後の焦点は一般の現物買いが戻るかどうかに移りそうです。

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