日銀利上げをBTCは通過、次の試練は「9月」|据え置き確率79%

2026/06/22・

よきょい

日銀利上げをBTCは通過、次の試練は「9月」|据え置き確率79%

日本銀行は6月16日、政策金利を1%へ引き上げました。1995年9月以来の高水準であり、30年に及ぶほぼゼロ金利を徐々に解消してきた正常化路線の最先端にあたります。

これまでの利上げ局面では2024年8月の大暴落のように大きな動きが見られた一方で、今回はビットコインはアジア時間に一時下げたものの、発表前とほぼ同じ6万6000ドル付近まで回復しました。

今回の利上げの背景には、エネルギー費と円安があったとされます。日本の5月の生産者物価指数は前年同月比6.3%上昇と3年超ぶりの速さで、米イラン紛争に絡む原油費が押し上げました。4月の総合インフレ率は1.4%と4カ月連続で日銀の2%目標を下回っています。

円キャリートレードがビットコインに影響する仕組み

日本の金融政策は世界の金融で最も強力な資金調達経路の一つを通じてビットコインに影響します。投資家はほぼゼロ金利で円を借り、それをドルなどの高利回り資産に換えて差益を得る「円キャリートレード」と呼ばれる構造です。

日本の金利が上がるとこの取引は崩れやすくなり、円高が進む中でレバレッジを抱えたファンドが保有資産を一斉に削減せざるを得なくなります。ビットコインは24時間取引され、現金化しやすいことから、こうした局面で最初に売られやすい資産とされています。

ビットコインが今回持ちこたえたのは、発表に埋め込まれた一つの要素によるものでした。日銀は利上げと同時に国債買い入れの減額を一時停止し、2027年4月から月約2兆円の国債を購入すると表明。市場はこれを、短期の政策を引き締めつつも長期金利の上昇圧力を抑える狙いと受け止めたとされます。利上げはほぼ完全に織り込まれており、市場が織り込む確率は事前に90%を超えていました。

次の焦点は「9月の日銀」 予測市場は据え置きを見込む

次に円キャリートレードを通じてビットコイン相場を揺らしかねないのが、9月の日銀の金融政策決定です。集合知型の予測市場であるPolymarketの「9月の日銀の決定」に関する市場では、参加者の集約された見通しは「変更なし(No change)」が79%と最も高く推移しています。




Will the Bank of Japan announce no change at the September 2026 meeting?
Yes 78% · No 22%

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その他には、「25bps利上げ」が15%、「50bps以上の利上げ」が13%、「50bps以上の利下げ」が9%と続いています。6月20日前後を境に「変更なし」が50%付近から70%台へと一段切り上がっており、市場が当面の追加利上げを急がないと見ていることがうかがえます。(関連:「ビットコインはいつ15万ドルに到達する?」)

こうした予測はあくまで参加者の見方を集約した公開的な見通しであり、結果を保証するものではない点には留意が必要です。一度の1%の利上げはビットコインを無傷で残しましたが、正常化が続けばリスク資産を拡大させてきた安価な資金の前提を作り替えることになりそうです。

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記事ソース:Polymarket


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