コインベースが9月9日に大移管、全建玉が一度決済へ
よきょい

引用元: Mamun_Sheikh / Shutterstock.com
コインベースが、Coinbase International Exchangeの機関投資家向け口座・残高・建玉を9月9日にDeribitへ移管する見通しを示しました。移管当日は未約定の注文がすべて取り消され、建玉はマーク価格で決済されたうえで同じ価格でDeribit側に再構築される流れとされています。対象は機関投資家向けサービスで、アプリやウェブの個人利用者とは別の手続きになります。
移管を望まない顧客にとっては8月28日が区切りとなります。同社のFAQではこの日が建玉を閉じてオプトアウトできる最終日と位置づけられ、口座自体も同日までに解約する必要があるとされています。それ以降も口座を維持した場合は、新条件と移管に同意したものとみなされます。8月31日には閲覧専用のDeribitサブ口座が用意される予定です。
移管当日は約30分の停止時間が見込まれています。損益が確定しファンディングが支払われた後、残高がDeribitへ移り、同じ決済価格で建玉が再現される設計です。両取引所は移管前にそれぞれ独立して清算を行うため、価格差が生じた場合はDeribit再開時に評価損益が発生する可能性があるとされています。取引・決済手数料は発生しないとのことです。
システム面の対応も必要です。既存のAPIキーはDeribitでは使えず、接続先と認証情報の更新が求められます。過去の取引データは約12カ月間従来のAPIから参照できるものの、Deribit側には引き継がれないため、報告や税務用の記録は事前保存が推奨されています。既存の証拠金ローンも移管されず、事前の返済が必要となります。
カストディや取引主体の構成は顧客ごとに異なり、個別の確認が欠かせない移行になりそうです。
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