BTCハードウェアウォレットの土台が開発終了へ、支えたのはほぼ1人
よきょい

引用元: carlos castilla / Shutterstock.com
ビットコインのウォレットソフトとハードウェア署名デバイスをつなぐ共通インターフェース「HWI」が、事実上の開発終了へ向かっています。
8月18日、Bitcoin CoreのHardware Wallet Interfaceのメンテナは、同プロジェクトが長年メンテナンスモードにあり、ほぼ一人で担われてきたことを明らかにしました。今後はMuSig2対応に必要な作業を除き、新しいデバイスや機能は受け付けません。その作業を終えたあと最後になる見込みのリリースを出し、適切な後継が整うまでは最小限の保守にとどめる方針です。
HWIは、Ledger、Trezor、Coldcard、BitBox、Jadeといったデバイスに対し、機器の検出、公開鍵の取得、受取アドレスの表示、部分署名済み取引の送信を、ベンダーごとの実装を用意せずに行うための橋渡しです。Pythonでは再現可能なビルドができないため、Bitcoin Core本体には同梱されず、外部署名器という境界を介して連携する形が取られてきました。この分離があるため、同じ契約を満たせば別のプログラムに置き換えられる余地も残されています。
壊れるのは今日ではなく新機種が出た日
重要なのは、既存のハードウェアウォレットが使えなくなるとは述べられていない点です。リポジトリはアーカイブされておらず、終了日も決まっていません。圧力がかかるのは、HWIを同梱したり、そのコマンドラインを呼び出したり、機器やOS、ベンダー仕様の変更を吸収させたりしてきた側です。新しい機種やファームウェアが登場したときに、共通の上流へ変更を持ち込む通常の経路が失われる。これは即時の障害ではなく、遅れて現れる種類のリスクです。
影響の受け方も一様ではありません。Specter DesktopはHWI 3.1.0を依存関係に固定し、BTCPay Server VaultはHWIのコマンドラインをラップする実装を持ちます。Wasabiは互換性文書でハードウェアウォレット対応をHWIに紐づけており、7月にはApple Silicon版のビルドにx86_64向けの実行ファイルが含まれていた問題が報告されました。SparrowはPython版HWIではなく、そのJava移植であるLarkを経由しており、別系統の実装を自ら維持し続ける立場にあります。
後継BHWIはまだ試験段階
後継候補として名前が挙がるBHWIは、Rustで書かれた入出力非依存のコアを持ち、非同期、コマンドライン、WebAssemblyの各層を備えます。互換出力を保つhwiバイナリの提供を目指していますが、リポジトリ自体はまだ作業中と表示されています。公開されている互換性の根拠は、HWI 3.2.0のデバイス試験一式をBitBox02、Coldcard、Ledger、Jadeに対して差分実行するパリティ試験で、本番環境で採用しているウォレット名は示されていません。
上流の対応と下流の利用可能性がずれる例はすでにあります。HWIは2月のバージョン3.2.0でBitBox02 Novaへ対応しましたが、4月にはHWI 2.4.0を用いた環境でNovaを検出できないという利用者報告がSpecter側に寄せられました。原因が固定バージョンか、パッケージングか、ファームウェアか、環境かは特定されていません。自己保管という仕組みが、実際には少数の共有部品と限られた保守者に支えられていること。今回の告知は、その事実を静かに示しています。
Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (無料プラン有) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。
資産運用や最大40倍レバレッジの仮想通貨取引も同一のカード管理アプリから行えます。「バーチャルカードプラン」は期間限定で無料となっているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475)
Triaの特徴
記事ソース:資料

























































