ビットコイン財務企業、BTCより現金を優先|優先株暴落で危機

2026/06/23・

よきょい

ビットコイン財務企業、BTCより現金を優先|優先株暴落で危機

引用元: PJ McDonnell / Shutterstock.com

ストラテジーは普通株MSTRを売却して3億3550万ドルを調達し、その約90%にあたる3億ドルを現金として確保しました。同社は6月15日から21日にかけて約271万株のMSTRを売却し、米ドル準備を14億ドルへ積み増しています。ビットコインの購入に充てたのは残りの3490万ドルにとどまり、取得量はわずか520BTCでした。これは、ビットコイン購入を支えてきた優先証券を下支えする狙いがあったとされています。

この資金配分は、同社の永久優先株STRCが過去最安値となる82.50ドルまで急落したことを受けたものです。STRCは額面100ドル付近で取引されるよう設計されており、ビットコイン購入のための重要な資金調達手段の一つとなっていました。

STRCの約105億ドルの額面残高に対し年率11.5%の配当が支払われますが、額面を下回ると新規発行による調達効率が悪化するため、同社は普通株の発行に切り替え調達資金の大半を流動性準備の積み増しに充てました。



レッカー・キャピタルの最高投資責任者クイン・トンプソン氏は、この決定を同社が投資家の懸念を理解し対応する用意があることを示す最初の兆候だと評価しました。一方で、追加の普通株発行はMSTRに引き続き圧力をかける可能性があるとも指摘しています。

実際、同社の希薄化後株式数は前週の約3億8610万株から約3億8860万株へ増加し、年初来のBTC利回り(保有ビットコインの希薄化後株式に対する変化を示す指標)は4週間前の13%から11.8%へ低下しました。

STRCの状況は、ストラテジーの優先株主にとどまらずビットコイン市場全体に影響を及ぼす可能性があります。ビットワイズの推計では同社が今年取得した約17万4300BTCのうち、およそ55%にあたる約9万6000BTCがSTRC発行によって資金調達されたとされています。STRCの低迷が長引けば、優先株が回復するか配当が引き上げられるまで購入規模が縮小する可能性があります。

同社はMSTR発行枠で約254億ドル、STRC枠で約175億ドルの調達余力を残していますが、当面はMSTRが最も現実的な資金源になりそうです。

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