ビットコイン、1ヶ月で25%高騰|ゴールドとの相関高まる
Crypto Times 編集部
ビットコイン(BTC)は8月25日午前11時頃に80,000ドルの大台を回復し、5月15日以来およそ3ヶ月半ぶりの高値を記録しました。直近1ヶ月では25%の高騰を見せています。
Bitcoin price by TradingView
この価格上昇と歩調を合わせるように伝統的な安全資産であるゴールド(金)との価格相関が再び急上昇しています。オンチェーン分析企業Glassnodeのデータによると、両資産の相関は30日、90日、365日の全観測期間で高まっており、価格チャートの形状にも明確な共通点が見られます。
ビットコインとゴールドの高騰を主導しているのは、米国の財政悪化と米ドルに対する信認低下であると見られています。米政府債務は史上初となる40兆ドルを突破し、年間の利払い費用だけでも約1兆ドル規模へ膨らみました。さらに対イラン戦費の増加なども重なり、財政赤字はすでに前年度の水準を超過しています。
こうした影響は債券市場にも波及しています。FRB(米連邦準備制度理事会)は累計150bpの利下げを実施したものの長期金利の上昇傾向は止まらず、30年債利回りは一時5.3%台と約19年ぶりの高水準に達しました。短期金利が低下する一方で長期金利が上がる「ベア・スティープニング」は、市場が財政リスクに対するプレミアム(上乗せ金利)を要求している状態を示します。米財務省が長期国債バイバックの上限を従来の2倍にあたる40億ドルへ拡充した動きも、当局自身が金利上昇を現実的なリスクと捉えている証拠といえます。
為替市場でも異変が起きています。本来であれば長期金利の上昇はドル高を招きますが、ドル指数(DXY)は98台へと下落しました。「金利上昇とドル安の併存」は経済成長ではなく通貨そのものの信認低下を示すサインと解釈出来ます。さらに原油価格が90ドルを割り込むなどインフレ圧力も根強く、現金や債券の実質価値が目減りしやすい環境が続いています。
政府や中央銀行が意図的に供給量を増やせないゴールドとビットコインには、こうした通貨の「希釈リスク」を回避しようとする資金が向かいやすく、両者の相関上昇はその表れと考えられます。
もっとも、この相関が定着するかどうかは金利動向や米財政の先行き次第です。長期金利が落ち着けば債券への資金回帰もあり得る一方、財政懸念が続く限り、国境を持たない「無国籍資産」への資金シフトは今後も繰り返し意識されることになりそうです。
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記事ソース:glassnode
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