韓国SKハイニックス、初の米メモリ工場へ?インテルと協議か
よきょい
韓国の半導体大手SKハイニックスが、米インテルと米国内でのメモリ生産をめぐり協議していると、9月16日にロイターが関係者3人の話として伝えました。実現すれば、同社にとって初の米国でのメモリ製造拠点となります。報道を受け、インテル株は5%高、SKハイニックスのナスダック上場預託証券は約2%高となりました。
検討されている案は2つあるとされています。1つは、インテルが長年計画してきたオハイオ州の半導体工場の一部をSKハイニックスが賃借する形です。もう1つは、インテルと大手クラウド事業者を交えた合弁会社の設立です。協議は初期段階で、生産するメモリの種類を含め決定事項はないとされています。
SKハイニックスは同日公式声明で報道に言及し、競争力強化に向けて複数の選択肢を検討しているものの、具体的な計画や取り決めは確定していないと説明しました。2つのシナリオについても決定はないとしています。インテルはコメントを控える一方、オハイオ拠点の準備を継続する方針を示しました。
背景にあるのは関税政策です。ラトニック商務長官は米国内に生産能力を移さない韓国・台湾のメーカーに最大100%の関税が課される可能性に言及しています。SKハイニックスは8月にインディアナ州で40億ドル規模のHBM(広帯域メモリ)後工程施設を着工しましたが、米国内でウエハーそのものを生産する拠点は持ちません。生成AI向けメモリの供給網が、どこまで米国に移るかが問われることになりそうです。
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