BTCマイニング企業HIVE、決算出せず|売上73%増でも赤字拡大か
よきょい

ビットコインマイニング企業のHIVEデジタル・テクノロジーズが、6月30日を期末とする四半期報告書(フォーム10-Q)を8月10日の期限までに提出できませんでした。同社は8月11日の遅延通知で、理由はスウェーデンで争っている付加価値税(VAT)の査定に関する会計処理と開示に限られると説明し、規則で認められた延長期間内の提出を見込むとしています。
暫定の四半期売上高は約7900万ドルで、前年同期の4560万ドルから約73%増える見通しです。増加の主因は、自社のハッシュレート(採掘のための計算能力)向上によるビットコイン報酬の増加と、既に公表済みの高性能計算(HPC)契約に基づく売上計上の開始とされています。ただしこれらは経営陣による見積もりであり、報告手続きの過程で変わる可能性があります。
焦点は売上高の下に隠れた費用です。同社はスウェーデンの手続きに進展があり、非現金の引当金を計上する可能性が高まったとしていますが、金額はまだ算定できないとしています。2026年度の年次報告では、査定額の合計が7億6560万スウェーデンクローナ(当時のレートで約8050万ドル)と開示されていました。もっとも、この査定額がそのまま引当額になるわけではありません。
同社は営業損失と純損失が前年同期から大幅に拡大すると見込む一方、いずれも合理的な見積もりは示せないとしています。前年同期は米国会計基準で3500万ドルの純利益を計上しており、こうした費用は含まれていませんでした。引当金は計上時点では現金支出を伴わないとされ、最終的な影響は手続きの結末次第となります。
完成した10-Qが、売上高の見積もりでは分からない部分の答えを示すことになりそうです。

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